子供の通信教育といえば、真っ先に思い浮かぶのがベネッセの「チャレンジ」ではないでしょうか?
ベネッセと言えば、私も子供の時にお世話になっていたので、だいぶ長い歴史のある老舗通信教育です。
このベネッセが提供する進研ゼミ 小学講座の「チャレンジ」は昔ながらの冊子(紙)で学ぶか、専用タブレットを使用したオンラインで学ぶかが選べます。
学び方を選択できるので、ご家庭の教育方針や考え方、お子さんの好みで選べます!!
…と言われても、迷ってしまいますよね(笑)
チャレンジとチャレンジタッチの、どっちを選べば良いか悩んでいる人の参考になりますよ。
チャレンジとチャレンジタッチどっちを選ぶ?
冒頭で申し上げた通り、チャレンジかチャレンジタッチかは、ご家庭の教育方針や考え方によります。
紙媒体のチャレンジ、オンラインでのチャレンジタッチ、それぞれにメリット・デメリットがありますからね。
また、チャレンジとチャレンジタッチの変更はいつでも可能なので、正直迷う必要がありません(笑)
「やってみて、合わなければ変える」で全然OKです。
その場合、ちょっと注意点もありますので、後ほど説明しますね。
我が家の場合
アナログ好きな私の価値観・教育方針で、我が家の場合は
最初はチャレンジ(紙)、その後チャレンジタッチに変更
としました。
最初はチャレンジ、後にチャレンジタッチにした理由としては以下の4点です。
- まずは学習の基本である「読み」「書き」のスキルを身に付けさせたかった
- 「書く」方が記憶に残るから
- 学習した実績が物理的に残るから
- 「書く」動作=指先の巧緻動作が脳の発達に良いから
我が家のチャレンジ遍歴
我が家のチャレンジ遍歴も紹介しておきますね。
上の子は小2になった時、あの世界的に大流行した感染症により、小学校が全学年休校になりました。
進級早々休校、友達と会えない、私の仕事はどうなるんだ!?とたくさんの問題がありましたが、一番の気がかりは勉強に遅れが出るのでは?だったんですよね。
そこで、私が子供の頃受講していた進研ゼミのチャレンジを思い出し、上の子に受講させることにしました。
公立小学校は休校になったけど、私立の小学校はやってるだろうし…。でも今後受験する時はみな平等に同じように受けなければならない。勉強遅れるじゃん!!と不安でした。
下の子が小学校に入学する時も、感染症が猛威をふるっていましたが、全校休校などはありませんでした。
しかし、「上の子もやっているし。」という理由だけで下の子もチャレンジを始めました。
上の子のチャレンジ意欲がどん底になり、どうにもならん!!となり、チャレンジタッチに変更しました。
今のところやる気を取り戻し、締め切りに間に合うよう、自分なりに取り組んでいます。
下の子も「一緒に変えたい」ということで、同じタイミングでチャレンジタッチに変更しました。
チャレンジタッチに変えた感想などは、後ほど紹介します。
チャレンジとチャレンジタッチの特徴
チャレンジとチャレンジタッチの特徴を説明します。
チャレンジ | チャレンジタッチ | |
---|---|---|
受講形式 | 紙ベースで学習する従来のスタイル 毎月教材が郵送される | 専用タブレットで学習する 毎月専用タブレットに教材が配信される |
学習の 取り組み | ・解説文や問題文を自分で読んで理解する ・イラストや写真などが多用されている | ・音声で解説してくれる ・映像やアニメーションを駆使し、イメージしやすい |
赤ペン 先生 | 毎月テストを郵送orネット(画像)で送る | 毎月のテストは専用タブレットで行う |
難易度 | 教科書に準拠 | 標準・ハイレベルと選択可 |
〇つけ | 親or自分でやる | 自動添削 |
進捗状況 の確認 | 教材を見て確認 | メールで配信してくれる |
付録 | 学年に合わせた知育玩具や冊子 | 専用タブレットにアプリ等で配信 |
英語 | CDや知育教材を使用 | 専用タブレットで可 |
親子の やりとり | 〇つけや解説、説明などで関わる | 専用タブレットと親のスマホでメッセージ交換ができる |
特徴を比較してみると…
「読み」「書き」を重視するならチャレンジ
「視覚」「聴覚」も使いつつ、多角的に学ぶならチャレンジタッチ
かな、という印象です。
ちなみにチャレンジで届くメイン冊子や付録教材はこんな感じです。
チャレンジタッチで届く専用タブレットや周辺アイテムは、こんな感じです。
チャレンジタッチでも、アナログの付録教材はあります。
チャレンジとチャレンジタッチの受講費は?
ママ・パパが一番気になるところですが、チャレンジもチャレンジタッチも受講費は同じです。
また、支払い方は毎月払い、6ヶ月一括払い、12ヶ月一括払いの3種類から選べますよ。
以下の表は、それぞれの月あたりの受講料を紹介しています。
※2024年6月時点の、平常時の受講費です。
学年 | 毎月払い | 6ヶ月一括払い | 12ヶ月一括払い |
---|---|---|---|
1年生 | ¥4,020 | ¥3,610 | ¥3,250 |
2年生 | ¥4,320 | ¥3,890 | ¥3,490 |
3年生 | ¥5,320 | ¥5,000 | ¥4,460 |
4年生 | ¥5,590 | ¥5,370 | ¥4,980 |
5年生 | ¥6,710 | ¥6,460 | ¥5,980 |
6年生 | ¥7,150 | ¥6,880 | ¥6,370 |
また、進研ゼミでは「1ヶ月受講費¥0キャンペーン」など、さまざまなキャンペーンがあります。
キャンペーン開催中に始めるとお得になるので、狙ってみるのも手です。
申込む前に、チャレンジ小学講座の公式サイトを確認しましょう。
ちなみに支払い方法は以下の5つの方法から選べます。
クレジットカード払い
コンビニ払い
郵便振込
郵便口座引き落とし
銀行口座引き落とし
チャレンジもチャレンジタッチも受講費が同じなら、気兼ねなく好きな方を選べますね。
ですが、チャレンジタッチに使用する専用タブレットは¥8,300(税込)の料金がかかります。
チャレンジの毎月の受講費だって正直安くないのに、タブレットにお金がかかるの!?
…と、雲行きが怪しくなりますよね。
ですが安心してください!!
チャレンジタッチに使用する専用タブレットは6ヶ月以上の継続受講で¥0
になります。
長く続ける気なら、安心してチャレンジタッチを選べますね。
チャレンジタッチにしたけど、やっぱり紙のチャレンジに変更したいという場合は、6ヶ月以上継続してからにしましょうね。
チャレンジタッチの体験キャンペーンに参加の場合は、キャンペーン終了時に辞めても、専用タブレットの料金はかかりません。
参考:受講費|Benesse
チャレンジタッチ専用タブレットの注意点
チャレンジタッチを始める時には、専用タブレットに関する注意点がいくつかあるので、まとめて紹介します。
- チャレンジタッチの受講には無線LANのwi-fiが必須
- 図書館など、公共無線LAN接続のサポートはしていない
- 専用タブレットは外部インターネット通信が不可
- チャレンジタッチを始める際は、専用タブレットは別途¥¥8,300(税込)がかかる
- 6ヶ月以上受講すれば、専用タブレット代は¥0になる
- 専用タブレットは兄弟で併用不可
また、専用タブレットについて、もう少し詳しく説明しておきたいこともありますので、以下もお読みください。
専用タブレットは1人につき1回のお届けのみ
一度退会しても、チャレンジタッチの専用タブレットのお届けは1人につき1回となっています。
たとえば、以下のような状況は注意が必要です。
チャレンジタッチからチャレンジに変更し、「やっぱりチャレンジタッチがいい!!」と再受講した場合、専用タブレットのお届けはない。
一度専用タブレットを受け取ったら、再受講の可能性がある学生の間は、大切に保管しておきましょう。
専用タブレットを壊してしまったら?
1年間は保証期間があります。
しかし、お子さん本人の不注意による破損は対象外なので、再購入になるそうです。
保証期間内であれば¥3,300(税込み)で専用タブレットの交換ができます。
保証期間外で専用タブレットを購入する場合は、機種により¥19,800~39,800の料金がかかります。
ちなみに、専用タブレットには以下の種類があります。
チャレンジパッド
チャレンジパッド2
チャレンジパッド3
チャレンジパッドNext
お届けはランダムになり、選ぶことはできません。
専用タブレットのサポートサービス
専用タブレットには有料でサポートサービスもあります。
サポートサービスに加入しておくと、専用タブレットの自然・自己破損の場合の交換費用が¥3,300済みます。
上記で説明した通り、1年間の保証期間が終わると、専用タブレットの購入に¥19,800~39,800かかりますからね。
サポートサービスの料金は以下の通りです。
1ヶ月 | 6ヶ月 | 12ヶ月 |
---|---|---|
¥240 年間¥2,880 | ¥1,350(月々¥225) 年間¥2,700 | ¥2,400(月々¥200) |
水をこぼしたり落としたり、どうしても小学生のお子さんが使うものなので、壊してしまう心配はありますよね。
我が家は上の子6年、下の子4年から始めたので加入しませんでした。
が、低学年で、これからも長く受講する可能性があるご家庭では、加入した方が安心かもしれませんね。
参考:「チャレンジタッチサポートサービス」のお申込みをお忘れなく!|Benesse
チャレンジとチャレンジタッチのメリット・デメリット
チャレンジとチャレンジタッチのそれぞれのメリット・デメリットを子供と保護者のそれぞれの目線から紹介します。
なお、我が家の取り組み状況を踏まえた主観的な意見も含まれているので、ご了承ください。
チャレンジのメリット・デメリット
保護者 | 子供 | |
---|---|---|
メリット | ・進捗度を把握しやすい ・説明や解説で関わりが持てる | ・「読み」「書き」の機会が増える ・おもちゃ、ゲームのような教材が楽しい ・机に向かう習慣がつく ・自分の手で書くため記憶に残りやすい |
デメリット | ・毎度学習を促す必要あり ・分からないところを頻繁に聞かれる ・〇つけが面倒くさい ・教材がどんどん溜まる | ・自発的にやらない ・英語がCDなどの別教材で面倒くさい |
お子さんの学習に積極的に関わりたい親御さんの場合、紙のチャレンジの方が良いかと思います。
教材や付録が豊富なので、好きなお子さんには良いと思いますが、量は本当にハンパないので覚悟が必要です(笑)
チャレンジタッチのメリット・デメリット
保護者 | 子供 | |
---|---|---|
メリット | ・自己学習で完結してくれる ・〇つけの手間がない ・教材が増えない ・メールで子供とやりとりできる | ・自発的に学習する ・アプリやゲームなど興味を引いてくれる ・想像・イメージしやすい解説 ・メールで親とやりとりできる |
デメリット | ・進捗報告メールが頻回過ぎてスルーしやすい ・視力低下が心配 | ・「書く」量が減る ・目が疲れる ・充電の減りが早い |
デジタルものの方が、子供の食いつきが違います。
自発的に学習してくれるので、今のところ怒る回数が減りました(笑)
ただ、今の子供はスマホやゲームなど、目を酷使している子が多いと思います。
学習もタブレットを使用だと、ブルーライトの影響や肩凝りなど姿勢の歪みなども影響が心配ではあります。
チャレンジとチャレンジタッチを両方受講した感想
率直に言えば、チャレンジタッチに変えて、めちゃくちゃ楽になりました。
子供が低学年の内は紙のチャレンジだったので、分からないところを解説したり、〇つけも頑張ってきました。
つい最近まで、2人分のチャレンジ対応…本当に自分で自分を褒めたい(笑)
私は仕事もしているし、副業も始めたり、子供はそれぞれ習い事もあるから対応もして…本当自分、頑張ってきました(笑)
子供に勉強を教えるなんて、小学生の間…中学にもなれば、私自身が教えられるか自信なんてありません。
なのでチャレンジを通して、子供の学習に関われたのは良かったなと思っています。
が、忙しい時に「ココ分からない」と言われ、問題文を読めば簡単に分かるようなことまで「分からない」と言われると、イライラしてくるんですよね。
「問題文に書いてあるじゃん。ちゃんと読んで、それでも分からなかったら呼んで!!」と言っても、同じことが繰り返される…。
子供も、特に上の子はとにかくチャレンジをやらなくなり、バトルも頻回になってきました。
これならチャレンジタッチに変えてみよう、と思い変えたんですよね。
変えて良かったです。
私は十分頑張りました(笑)
決して安くはない受講費を払っているのだから、勉強は勉強のプロにお願いしよう!!
チャレンジタッチに変えて、上の子も下の子も自主的に学習しています。
親にメッセージを送る機能があるので、特に下の子は楽しそうに送ってきます。
それに付き合いつつ、チャレンジタッチに変えても分からないところは聞いてくることがあるので、関わりもあります。
親子共々、チャレンジストレスが軽減され、精神衛生上は良い結果となりました。
愚痴混じりの感想ですみません。
まとめ
この記事ではチャレンジ(紙)とチャレンジタッチの選び方、各学習方法の特徴や実際にやってみた感想などを紹介しました。
我が家のおすすめは、最初は(低学年の内は)チャレンジ(紙)で、頃合いを見てチャレンジにタッチに変える、です。
チャレンジ(紙)は子供と二人三脚で学習を進めることができます。お子さんの学習に積極的に関わりたい親御さんには、チャレンジ(紙)をおすすめします。
一方、仕事や家事で忙しい、勉強を教える自信がない、とにかく自発的に学習してほしい場合はチャレンジタッチがおすすめです。
それぞれのご家庭の都合、価値観に合わせて検討してくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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