デジタルが加速する昨今も、人気が加速しているアナログ手帳。
最近の手帳は、スケジュール管理だけでなく、目標管理やライフログなど、使用用途は多岐にわたっていますね。
現代ITになんとか(?)しがみついている私も、紙の手帳が大好きです。
しっかり手帳を使うようになって15年以上経つ私ですが、実は手帳の振り返りが苦手なんです。
「ただ書くだけでは勿体ない!!」
「振り返って自分をアップデートしていくのが手帳の力だ!!」
と、頭では分かっているのですけどね(苦笑)
このままでは宝の持ち腐れ、ただ手帳を書いているだけで人生無駄にしているだけだ!!と危機感を覚え、なんとか手帳で振り返りができるように模索しています。
私のように、手帳で振り返りをするのが苦手なあなたの参考になったら嬉しいです。
手帳で振り返るのが苦手な理由
最初に、なぜ振り返りが苦手なのか理由を考えてみました。
- 時間がない
- 振り返りの優先順位が低い
- 何を振り返ればいいのか分かっていない
- 読み返すのが面倒
- ネガティブな内容が多くて気が滅入る
あなたも思い当たる節…ありますよね?(笑)
一つずつ解説します。
時間がない
単純に、物理的に時間がないから振り返りができない、ということですね。
仕事、家事、子育て、副業…今は何足もわらじを履いている人はたくさんいます。
「どう足掻いても時間がない」という方もおられるでしょう。
この場合、手帳で自分を振り返るということすらできないくらい時間に追われているということなので、今後が心配になってしまいますね。
一方、「時間がない」と言いつつ、時間を溶かしてしまっている場合も考えられます。
- ちょっと休憩のつもりでSNSを開いたら、1時間も経っていた
- 撮りためたドラマを見たくて夜更かしし、次の日寝坊してしまった
- なんとなくボ~~~~っとして、気付いたら子供の帰宅時間になっていた
などなど。
こんな感じの時間の使い方をしているのであれば、手帳で振り返る時間がつくれそうですね。
振り返りの優先順位が低い
本心では手帳で振り返ることの優先順位が低い、ということが考えられます。
たとえば…
- 仕事の締め切りが近いなど、緊急かつ重要な他のタスクが多い
- 手帳で振り返ることが面倒くさく、実はあまりやりたくない
- 自由に使える時間があるなら、他に時間を割きたいことがある
などです。
手帳で振り返りすることは良いことだと分かってはいるけど…と、自分の中で優先順位が低いと、行動に移すハードルが高くなります。
何を振り返ればいいのか分かっていない
手帳で振り返りは良いと聞くが、何を振り返ったら良いか分からない!!という方もいるでしょう。
この場合、振り返り方法が分かるだけで、手帳での振り返りができるようになります。
具体的な振り返り方法は、後ほど紹介しますね。
読み返すのが面倒
日々、代わり映えがなく、手帳を見返すのが億劫という場合です。
たとえば、
会社員で内勤だから、いつも同じメンバー、同じ仕事内容
家で家事をメインに担当しているが、子供が成長し、手が離れてきた

私も本業のシフトはほとんど固定、週末は子供たちの習い事サポート。
代わり映えがないと言えば、ない(笑)
だったりすると、手帳に書いていることも似たり寄ったり、ということもあるでしょう。
同じことの繰り返し、見なくても分かる、という感じだと、読み返すのが面倒だと感じてしいますよね。
ネガティブな内容が多くて気が滅入る
手帳に書いてある内容にネガティブが多い場合、読み返すと嫌な気持ちになる場合があります。



思ったことを、そのまま書くのはとても良いことなのですけどね。
人の脳はポジティブなことよりも、ネガティブなことの方が記憶に残りやすくできています。
なので、手帳に書く内容を思い起こす際も、ネガティブなことの方が思い出しやすい傾向にあるのです。
振り返りは、時間が経ってからの冷静な視点で読み返すことになりますよね。
客観的かつ冷静な視点で見返すと、ネガティブだらけの内容だと気が滅入ってしまうこともあるでしょう。
手帳で振り返りをするメリット5つ
「手帳で振り返りをするのは良いこと」と、手帳好きさんなら聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
そうは言っても、具体的に何が良いのかメリットをまとめてみました。
- できていることに気づく
- 成長していることに気づく
- 目標達成の軌道修正ができる
- 自分軸が明確になっていく
- 手書きだから記憶に定着しやすい
一つずつ解説します。
できていることに気づく
手帳に日々の記録を残しておくと、大小問わず達成できた事実が積み重なっていきます。
「いつも時間に追われて忙しい」「なかなか自分時間が取れていない」と感じている人も、何もできていないなんてことはないのです。
日々に忙殺されて、一瞬で過ぎ去り、忘れてしまっているだけです。
手帳に細かく記録を残しておくと、たくさんの「できた」を思い出し、実はできていることに気づくことができるのです。
成長していることに気づく
同様に、自分の成長にも気づけます。
自分の行動や思考を記録をすると、自分の行動や気持ちに意識が向きます。
意識が向くと、「これをもっとこうしよう」「これは手放してもいいかな」など改善するための行動につながります。
数ヶ月前のページや去年の手帳を見れば、今の自分がどれだけ成長したのか分かるはずですよ。
目標達成の軌道修正ができる
夢や目標を叶えるために手帳を使っている場合、手帳を振り返ると達成までの進捗状況が把握しやすくなります。
目標の達成具合、現在の立ち位置が分かれば、進む方向が合っているのか、中期目標を少し変更するなど、軌道修正ができますよね。



言語化して書き出すことで、客観視できるようになるんですよね。
夢や目標、達成手段などが明確になるほど、叶えやすくなります。
自分軸が明確になっていく
日々、自分と向き合い、言語化して手帳に書くことで、自分の価値観や傾向、強みなどが見えてきます。
すなわち、自分軸が明確になっていく、ということです。
価値観や自分軸は変化していくものなので、その時の自分軸を大切にしたいですよね。
自分軸が明確になると、自信が持てる、迷いが減ることにつながり、生きやすさにもつながっていきますよ。
手書きだから記憶に定着しやすくなる
とある研究で、PCやスマホなどのデジタルでメモするより、手書きにした方が記憶に残りやすいと証明されています。
手帳で振り返りをすると、その内容も書き留めますから必然的に手書きすることになりますよね。
夢や目標は、意識することで叶いやすくなります。
思考やアイディアも頭の中に情報ストックがあるから活用できるんです。
ただ頭の中で思い浮かべるだけでは忘れさられてしまうことも多いでしょうから、しっかりと手書きをして記憶に定着させたいところですよね。
手帳で振り返りがしやすくなるコツ7つ
手帳で振り返りがしやすくなる7つのコツを紹介します。
- 振り返る内容を決めておく
- 振り返りしやすいフォーマットを準備しておく
- 振り返りを意識して手帳に書く
- できなかったことを責めない
- 振り返りをする時間を先に予約
- 気になることや小さなこともすぐメモる
- 意識的にポジティブな内容を多めに書く
詳しく紹介しますね。
振り返る内容を決めておく
振り返る内容を具体的に決めておけば、振り返る際に迷うことがなくなります。
何を振り返ったら良いのか分からない、手帳を前にフリーズしてしまう方におすすめです。
また、あまりモリモリな内容を振り返ると、後が続かなくなります。
最初は1行でも2行でもいいと、超低ハードルからスタートしてみましょう。
後ほど、振り返り内容の具体例を紹介しますね。
振り返りしやすいフォーマットを準備しておく
振り返りページつきの手帳を使用するか、事前にフォーマットをつくっておきましょう。
書かれている質問に答えていくだけになるので、スムーズに振り返りができますよ。
私が使っているpure life diaryやmaketimeplannerにも振り返りページがありますよ。
気になる方は、こちらの記事をチェックしてください。




振り返りページのない手帳をお使いの方は、メモページに記入したり、別のノートを活用したりしても良いですよね。
振り返りを意識して手帳に書く
「ここを見れば振り返りができる!!」というように、振り返りする時に見るべきところを決めておくと便利です。
たとえば、
- ウィークリーの余白に3good thingsを書いているから、ここを見るだけでOK
- 思考や気持ちは、デイリーのこのスペースに書き溜めている
- 青で書いたのが大事なところ
など、振り返る時に情報をピックアップしやすいように日頃から書いておくと、振り返りのしやすさが格段に上がります。
私のことなのですが、振り返りの時、手帳の隅々まで見て読んでするのができないんですよね。



一言一句、しっかり読み返せれば良いのですが、苦手です。
私が実際にやっているのは、その日のハイライトをマンスリーの中に書く、ということです。
見開きで1ヶ月分のハイライトがバーーーンと見えるので、いつ何があったのか、すごく分かりやすいです。


その日の出来事をもっと詳しく思い返したければ、その日のデイリーを見れば分かります。
しっかり振り返りをしている人には「雑だな」と思われてしまうかもですが、振り返りが苦手な人は、まず振り返りのハードルを下げることも大事かなと思っています。
できなかったことを責めない
振り返りをすると、できなかったところ、良くなかったところにも気づきますが、自分を責めるは禁物です。
人間誰しも完璧ではありませんし、100%予定通りに物事を進められる人なんていないでしょう。
たまにはダラけたい時もあれば、体調の優れない時もあります。
良きせず予定が舞い込んだり、周囲の人の影響を受けることもありますよね。
「こんな1ヶ月(1週間)だったな」と客観的に見て、次につなげれば良いのです。
振り返りをする時間を先に予約
「月末の●時は、必ず振り返りの時間にする」と、先に予約を取ってしまいましょう。
四の五の言わず、手帳の振り返り時間を最優先で取るんです。
急にズラせない予定が入ったり、体調が悪くなってしまったりは仕方がないのですが、振り返りの予約だけは取っておきましょう。



私が使用しているpure life diaryは購入者特典で、オンラインサポートがあります。
月末頃に「ふりかえり会」をオンラインで開催してくださるので、ありがたく活用しています。
気になることや小さなこともすぐメモる
いろんな視点からの思考や小さな発見、とにかくなんでも日頃から書き留めるようにしましょう。
先ほど、振り返りが苦手な理由に「代わり映えのない内容に飽きる」と挙げましたよね。
同じ内容ばかり書いてあるのであれば、飽きるのも当然ですよね。
ちょっとした気になること、どんな小さなことも手帳に書き留めておくと、振り返りが新鮮になりますよ。
意識的にポジティブな内容を多めに書く
ネガティブ思考になりやすい方も、意識的にポジティブな内容を書きましょう。
たとえば、
- 感謝したこと
- 良かったこと
- 嬉しかったこと
などです。
あるあるなやつですね。
人はポジティブなことより、ネガティブなことの方が記憶に残りやすくなっています。
ネガティブな情報から自分の価値観が割り出せたりもしますが、忘れやすいポジティブな内容を記録することで、振り返りの際の楽しみにもなりますよ。
「自分にも、こんなにポジティブな出来事があった!!」と自信につながりますし、自己肯定感もアップしますね。



脳の仕組みなので、ネガティブが多くても自分を責める必要はありません。
振り返りにおすすめの内容
何を振り返ったら良いのか分からない方のために、具体例を紹介しますね。
- どのくらい目標達成できたか
- どんな1週間1ヶ月だったか
- 学んだこと・気づいたこと
- 現状の立ち位置(ゴールまでの道のりの、今どの地点にいるか)
- 来週・来月の予定
最初に振り返り用のフォーマットをつくっておくのも良いですし、振り返り内容を付箋にメモして貼っておくのもおすすめです。
「こんな当たり前の内容でいいの!?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、「当たり前」をコツコツと積み重ねていくのです。
現在の私の振り返り


お陰様で、使っている手帳に振り返り専用ページがあったり、手帳ユーザー専用のオンラインサポートを活用したりで、振り返りは継続してできるようになっています。
月末近くの空き時間に手帳タイムを設け、ゆっくりと振り返る時間を取っています。
振り返りの習慣はできましたので、今後は以下の2つを深めていきたいなと考えています。
- 月の振り返りだけでなく、週の振り返りもやってみたい
- 振り返って満足ではなく、より良くするための具体的な行動計画まで落とし込めるようになりたい
取り組み報告や新たな情報が入りましたら、報告したいなと思います。
まとめ
手帳で振り返りをしやすくするコツを紹介しました。
手帳歴15年以上とか言っている私も、実は振り返りが苦手なんです。
「時間がない」「何をしたら良いか分からない」「めんどうくさい」
気持ちはすっごく分かりますが、手帳の振り返りをすると大きなメリットもあるのが事実です。
私のように、手帳の振り返りが苦手なあなたは…
- 振り返る内容を決めておく
- 振り返りしやすいフォーマットを準備しておく
- 振り返りを意識して手帳に書く
- できなかったことを責めない
- 振り返りをする時間を先に予約
- 気になることや小さなこともすぐメモる
- 意識的にポジティブな内容を多めに書く
この「手帳で振り返りがしやすくなる7つのコツ」を参考に、振り返りに挑戦してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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