桜の季節、みんなでワイワイ楽しくお花見もイイけど、一人でゆっくり桜を愛でるのもイイですよね。
私は気兼ねなく、ゆっくりとソロ花見をするために、日高市へ足を運びました。
日高市にはお花見スポットがいくつかありますが、今回私が行った高麗山 聖天院は、絶景の桜が拝めると穴場のスポットなのです。
気ままにのんびりソロ花見をしたい方、埼玉県日高市の桜の穴場スポットを知りたい方は参考にしてくださいね。

ちなみに【聖天院】は「せいてんいん」ではなく「しょうでんいん」と読みます。
以下【高麗山 聖天院】を【聖天院】と表記します。
聖天院の見どころ・おすすめポイント
まず、聖天院の見どころやおすすめポイントを紹介します。
桜
なんといっても、「桜」です。
絶景の桜を拝めます。








「角館の枝垂れ桜」「三春の滝桜」と名前がつけられ、多くの参拝者から愛されています。
また、聖天院は小山を利用して建立されたので、てっぺんまで登ると、日高の町並み、富士山、スカイツリーなどと一緒に桜を見られます。


夜桜詣
聖天院は、普段の夜間帯は閉鎖されていますが、桜が見頃になると「夜桜詣」と称し、桜のライトアップを実施しています。



R7年に関しては、3月の4週目から4月の1周目の金~日曜日、3週3日間(計9日)行われたそうです。
夜桜詣の詳細は以下のとおりです。
開催時間 | 18:00-21:00(20:30迄に入山) |
---|---|
拝観料 | 大人¥400 小人¥200 |
備考 | ・日にちは桜の開花状況により毎年異なる ・雨天決行 ・荒天中止の可能性あり ・飲食物の販売なし ・懐中電灯など持参がおすすめ ・アルコール、食事の持参× |
青空の下の桜もキレイですが、夜、ライトアップされた桜も荘厳で、違った雰囲気を楽しめますよね。
四季折々の花々
桜以外にも、さまざまな季節の花々を楽しめます。
私が訪れた桜の時期ですと、他にはツツジ、スイセン、ツバキも咲いていましたよ。






また、敷地の草木の手入れをしている職員さんが「これからシバザクラを植える」と話されていました。
今年は難しいかもしれませんが、来年以降、シバザクラも楽しめるかもしれません。
像がたくさん
聖天院内には石像・銅像などがたくさん設置されています。
- 仁王尊像
- 高麗王若光像
- 羊石造
- 山門の狛犬(?)
仁王尊像は桜と一緒に撮影できました。




主祭神なのに高麗王若光像は、撮り忘れてしまいました…
山門の右手にある王廟付近に可愛らしい羊の石像があります。


なぜ羊なのだろう?
可愛い。
私が一番気に入ったのは、山門を守っている狛犬(?)の像です。


飛び出している感じと表情が可愛いなと。
他にも、駐車場から聖天院に入るところに「天下大将軍 地下女将軍」の像が立っていたり、永代供養や慰霊塔の辺りにも韓国っぽい像が立っていたりします。



韓国の帰化人を祀っているので、異国情緒あふれる雰囲気がありますよ。
気軽に散歩
聖天院は小山を利用して建立されているため、階段や勾配があり、歩くとちょっとした運動になります。
階段は、多少段数が多い箇所もありますが、景色を楽しみながら気軽に登れます。
ヒールのある靴は厳しいかもですが、クロッ●スなどのサンダルでも歩けそうなくらいです。
サンダルで参拝に行く場合は、自己責任でお願いします。
聖天院の基本情報


聖天院の基本情報を紹介します。
名称 | 高麗山聖天院勝楽寺 |
---|---|
宗派 | 真言宗智山派 |
創建 | 西暦751年(奈良時代) |
主祭神 | 不動明王(胎内仏弘法大師御作) 高麗王若光守護仏聖天尊 |
御利益 | 出世開運、良縁成就) |
所蔵文化財 | ・銅鐘(国指定重要文化財) ・鰐口(県指定文化財) ・不動明王座像(本尊) ・徳川将軍家寺領寄進状(市指定文化財) ・阿弥陀如来座像(市指定文化財) ・聖天尊 ・聖観音立像(藤原期) ・観音・勢至菩薩両立像(市指定文化財) ・虎の図(襖絵 高麗鶴堂 画) ・一葉観音像(軸物 明兆 画) ・十三仏画像(軸物 室町期) ・両界曼茶羅 胎蔵界(軸物一対) ・両界曼茶羅 金剛界(軸物一対) ・不動明王画像 ・毘沙門天画像(軸物) ・達磨(軸物)狩野元信 画 ・釈迦如来 澤田政廣 作 |
拝観時間 | 8:00-17:00 (最終受付16時30分) |
拝観料 | 大人:¥400 小人(小学生):¥200 未就学児:無料 <団体割引(30名以上)> 大人:¥300 小人(小学生):¥150 <障害者割引(本人のみ)> 大人:¥300 小人:¥150 |
公式HP | https://shoudenin.jp/ |
特徴的なのが、主祭神に渡来人の高麗王若光を祀っているところでしょうか。
高麗王若光(以下、若光)は666年に高句麗から来日した外交使節団の一員でした。
後に、全国に散らばった高句麗の人々を武蔵国に集め、「高麗郡」を創設しました。
その時に、郡の長官に任命されたのが若光なのです。
若光は未開の地であった高麗郡の発展に尽力し、リーダーとして高麗の人々をまとめ、活躍されました。
若光が生涯を終えたあと、郡民は徳を偲び、高麗郡の守護神として今でもお祀りしているのです。



学生の頃、歴史の授業で「新羅」「唐」などの国が出てきましたよね。その時代のお話です。
聖天院の耳より情報
私が聖天院を訪れた際、聖天院の職員さんから聞いた情報を紹介します。
現・多宝塔は完成したばかりR6.11にお披露目された
聖天院の一番高いところにある多宝塔は、建て替え作業をし、R6.11にお披露目されました。
完成したばかりなので、すごくキレイです。


ちなみに、建て替え工事は福島県郡山の宮大工さんたちによって施工されたようですよ。
白木がまだ色づいておらず、新しい!!若い!!という感じでした。
ちなみに鐘党も建て替えられて数年らしく、鐘まで登る中の階段の木材が、まだ新しい感じでした。



多宝塔への行き方は、ちょっと迷いやすいようです。
多宝塔の行き方を簡単に説明すると…
中門から左手の階段を上ると鐘党がある。
鐘党を通り抜けると広場になっている。
広場を左の方へ進んでいく。
慰霊塔や永代供養墓などが見えてくる。
小さな階段を降り、塀沿いに歩いていく。




11月来拝者にカブを配る
敷地内の畑で収穫したカブを、来配者に配るそうですよ。
お寺の敷地内で育った野菜は、なんだか御利益ありそうですよね。
正月に甘酒をふるまう
普段、出店などはありませんが、お正月の1週間程度、甘酒をふるまっているそうです。
有料か無料かは聞きそびれてしまいましたが、お正月に聖天院を訪れた際には、味わってみてください。
日高市の桜の見頃は?
ピンポイントでの情報が見つかりませんでしたが、近隣の飯能市、越生市、毛呂山町では3月下旬~4月上旬が桜の見頃となっています。
日高市も同じく3月下旬~4月上旬が桜の見頃といって差し支えないです。



夜桜詣開催日も、3月下旬~4月上旬と一致していますしね。
聖天院へのアクセス
聖天院をナビでセットする場合は、以下を参考にしてください。
所在地 | 〒350-1243 埼玉県日高市新堀990-1 |
---|---|
TEL | 042-989-3425 |
訪れる際は、
- 電車を利用し、最寄り駅から徒歩またはタクシー
- 自動車
の2パターンが良いかと思います。
電車+徒歩 | JR高麗川駅より徒歩30分 西武線高麗駅より徒歩40分 |
---|---|
自動車 | 圏央道狭山日高ICより15分 関越道鶴ヶ島ICより20分 |
聖天院周辺のおすすめスポット
せっかくなので、聖天院周辺にある観光スポットやカフェも紹介したいと思います。
日和田山
標高305m、子供や初心者でも挑戦できる山です。
若干険しいところもありますが、普通の運動靴でも登れます。
(低くても山なので、持っているなら登山靴をおすすめします。)
ハイキングコースがいくつかあり、有料ですが駐車場があり、トイレもあります。



うちの子も、小学校低学年でも登れましたよ。
カフェ
聖天院周辺にあるカフェを調べました。
- 阿里山café…オーガニック野菜、ヴィーガンなどヘルシー料理のカフェレストラン
- カフェGOA…洋食カフェ、雑貨やベーグルの販売
- まるさんかくコーヒー…週替わりヘルシーランチ、無農薬コーヒー
- カフェ ソルテ…こだわりのコーヒー、ギャラリー
「日高市 高麗神社周辺 カフェ」「日高市 ○○○(カフェ名)」で検索すると、すぐに出てこいますよ。
興味のある方は、調べてみてくださいね。



阿里山カフェのヘルシーメニューは結構気に入っていて、何度も行ったことがあります。
巾着田
巾着田は曼殊沙華の名所です。
一面に赤い絨毯が広がる景色は圧巻です。
珍しい白い曼殊沙華も楽しめますよ。
曼殊沙華の季節以外は、ハイキングをしたり、川で遊んだりと賑わっています。
まとめ
埼玉県日高市の桜穴場スポット【高麗山 聖天院】でのソロ花見をレポートしました。
日高市のお花見スポットはいくつかありますが、ゆっくりとお散歩しながら景色を眺められる聖天院は穴場スポットです。
桜の季節以外にも、四季折々の花々を楽しめ、異国情緒が感じられる聖天院に、ぜひ足を運んでみてください。
周辺にも観光スポットやカフェも充実していますので、おすすめです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント