HSPさん、毎日お疲れさまです。
普通に生活しているだけなのに、しんどく感じる時もありますよね。
このしんどさはHSPだから、仕方ないか…。
病気じゃないから治らないもんね。
確かにHSPは病気ではありませんので、治ることはありません。
しかし、その辛い症状、実はHSPの特性だけではないかもしれません。
最近、ちょっとキツイぞと思っているHSPさんや、家族にHSPがいる人は、ぜひ最後までお読みください。
HSPは自律神経失調症になりやすいの?
HSPの人は、その特性故に自律神経失調症になりやすいと言われています。
HSPの特徴として、周囲の環境や、人間関係からストレスを受けやすい気質を持っているのが原因と言えるでしょう。
HSPの特徴をおさらい
HSPの特徴は「DOES」で表されます。
- D:情報を深く処理する
- O:過剰に刺激を受けやすい
- E:情動反応が強く、共感力が高い
- S:些細な刺激を察知する
HSPの特性の具体例を出してみますね。
- 強い光や大きな音が苦手
- 周囲の変化によく気付く
- 想像力豊かで、空想するのが好き
- 言葉が通じない、赤ちゃんや動物の感情が分かる
- 友達と楽しく遊んだ後も、どっと疲れている
- 周囲の人の気分に自分も左右される
- 他人が怒られていても、自分が怒られているように感じる
- 1つの情報から10の想像ができる
つい、たくさん挙げてしまいました。
もっと詳しく知りたい人は、こちらの記事をどうぞ。
自律神経失調症とは
自律神経失調症について深堀していきましょう。
自律神経失調症とは、交感神経と副交感神経からなる自律神経のバランスが崩れることで起こるさまざまな症状を総称したものです。医学的に正式な病名ではなく、診断書などで診断名として用いられる際はストレスや不安などからくる軽症うつ病や、いわゆる神経症などの症状が一部含まれてくると考えられます。
引用元:Medical Note|自律神経失調症 概要
自律神経は無意識下で働き、私達の体の機能を保つために働いています。
この自律神経は交感神経と副交感神経から成り、バランスが崩れると様々な不調が生じるのです。
ちょっと難しいので、順を追って説明していきますね。
自律神経が乱れている時の症状は?
体にも心にも、明らかな疾患が無い場合の不調、ということで、症状は多岐に渡ります。
具体例を挙げるとこんな感じです。
- 疲れているのに、なかなか眠れない。
- 頭痛や動悸、息切れがある。
- イライラが止まらない、不安を覚える。
- 食欲低下や胃痛がある。
- 肩や腰の痛み。
- 下痢や便秘、腹痛。
私の場合だと、元々血圧が低く(上が90mmHg切ることも)、そのせいか起立性低血圧の症状はよく起こります。
自律神経失調症とは言われませんでしたが、「自律神経が弱いからね~」と医師に言われたことはあります。
血圧が低くても、朝起きるの早いです。
自律神経って何?
先程も紹介した通り、自律神経は交感神経と副交感神経から成ります。
それぞれの働きを下の表にまとめました。
交感神経 | 副交感神経 | |
---|---|---|
働きやすい時 | 戦闘モード 緊張感のある中 | リラックスモード 就寝中 |
優位になると? | ・心拍数が増える ・消化の抑制 ・瞳孔が開く ・唾液が減る ・排尿の抑制 | ・心拍数が減る ・消化の促進 ・瞳孔が小さくなる ・唾液が増える ・排尿の促進 |
この表の内容を踏まえた上で、野生動物を想像してみてください。
敵に襲われそうになった時、立ち向かうか逃げるかしなければ、捕らえられてしまいますよね。
そんな時、交感神経を高めて、命を守る行動を取ります。
大昔に授かった機能が、現在のヒトにも残っているのです。
逆に、安心・安全な場所でリラックスしている時は、副交感神経が優位に働きます。
そのお陰で、気持ちは穏やかになり、食べ物の消化や排泄など、体を健康に維持する機能が高まります。
参考:いしゃまち 家庭の医療情報|交感神経、副交感神経ってなに?バランスが崩れるとどうなる?
なぜ自律神経のバランスが崩れるの?
自律神経が乱れる主な原因を、2つ紹介します。
身体的・精神的なストレス
ストレスを受けると、体は戦闘モード、臨戦態勢になります。
すなわち、交感神経が優位になります。
このストレスを受け続け、交感神経優位な状態がずーっと続くと、心身共に疲れてしまいますよね。
それにより、様々な不調が出てきます。
生活習慣の乱れ
現代人の生活は、乱れやすい要素が満載です。
大昔の人間は、太陽と共に目覚め、太陽と共に眠りにつきました。
この自然と一体となった生活が、体の機能的にはベストな環境です。
しかし現代は、夜でも明るく、スマホやパソコンがあれば、いつでも活動できる環境になりました。
仕事の多様化、価値観の多様化などにより、昼夜逆転生活をしている人も少なくないでしょう。
このような生活では、自律神経はいつ体を休めたら良いのかわかりません。
この様な生活は自律神経を乱す原因になります。
ホルモンバランスの崩れや、病気により自律神経のバランスが崩れることもあるので、要注意です。
自律神経失調症にならないためには?
原因に挙げた、ストレスと生活習慣が鍵になります。
- ストレス発散する。溜め込まない。
- 適度な運動を心がける。
- 栄養バランスの良い食事。
- 早寝早起きの生活をする。
HSPはただでさえ、周囲の環境や人からストレスを受けやすい気質があります。
とにかくストレスを溜めないように、リフレッシュすることを心がけましょう。
疲れているのに無理は禁物ですよ。
苦手、嫌い、無理と思ったら逃げてもいいんです。
HSPさんのストレス解消に、こちらの記事も参考にどうぞ。
まとめ
HSPの人がなりやすい自律神経失調症について、発症しやすい理由や具体的な症状、対策を紹介しました。
HSPの人には、切っても切り離せないストレスですが、そのストレスが原因で自律神経失調症は引き起こされます。
ストレスは悪いものではありませんが、過剰に受けるのはやはり毒です。
ストレスを上手く手放し、身を守る術を身に付けましょう。
つらい時は1人で悩まず、信頼できる人に相談したり、医療機関を受診しても良いんです。
自分が無理なく、心地良く過ごせることを1番に、解決方法を見つけてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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