「自己肯定感」という言葉が世間に浸透し、耳にしたことがある方もたくさんおられますよね。
この記事を読んでくださっているあなたは、「自己肯定感」に興味があったり、高めたいと思われていたりすることでしょう。
「自己肯定感」は生きる上で大事なエネルギーになる力ですので、高い方が良いとされています。
ですが、自己肯定感を一時的に高めたとしても、放っておくと下がってしまうんです。
自己肯定感はなぜ下がってしまうのか、気になりませんか?
自己肯定感が下がってしまう理由が知りたい方や、下がった自己肯定感を上げる方法が知りたい方は、ぜひ最後までお読みください。

日本能力開発推進協会認定の「自己肯定感アップカウンセラー」の資格を所有している私が解説します。
上げた自己肯定感が下がる理由


せっかく上げた自己肯定感ですが、なぜ放っておくとさがってしまうのか、その理由は…
自己肯定感は些細なことにも影響を受けやすく、揺らぎやすい性質を持っている
からです。
一度自己肯定感を高めたとしても、自分が置かれた環境・状況により、高くなったり低くなったり常に変動しているのです。
たとえば、
- 仕事でミスが続き、さすがにツライ
- 多忙を極め、自分の気持ちに気付く余裕がない日が続いている
- 子供が夏休みで、どうしても子供のことを優先しなければならない日々を過ごしている
などなど…
冒頭でも言いましたが、自己肯定感は確かに高い状態の方が良いです。
しかし、感情とつながりの深い自己肯定感は、どうしても感情に引っ張られて上下してしまうものなのです。
だ・か・ら
自己肯定感が下がるのは、あなたが悪いわけではない
自己肯定感が下がるのは、仕方ない
自己肯定感が下がったら、また上げればいい
を、忘れないでくださいね。



感情の浮き沈みも、自己肯定感の上下も、あなたが生きている証です。
こんな状態は自己肯定感が下がっているサイン4つ


もし、こんな状態になったら、あなたの自己肯定感は下がっているかもしれません。
自己肯定感が下がっている時のサインを、ざっくり4つにまとめてみました。
- 自信がなくなる
- 不安や恐れを感じている
- 人間関係が難しく感じる
- 他人と比較してしまう
くわしく説明しますね。
自信がなくなる
自己肯定感が低いと、「今の私でOK」と思えないため、自信を失っていきます。
自信がない人の特徴は以下のような感じです。
- 自分の意見が言えなくなる
- 主体性が下がり、人に流される
- チャンスをモノにできない
- 自分の気持ちを素直に出せない
- 上司に褒められたのに、素直に受け止められない
自分軸ではなく、他人軸で生きている感じですよね。
次に説明する他3つのサインも、根本的には「自己肯定感が低い=自信がなくなる」が原因になるといっても過言ではありません。
不安や恐れを感じている
常に不安や恐れを感じている場合も、自己肯定感が下がっている状態と言えます。
- 「失敗したらどうしよう」と積極的になれない
- ちょっとしたことも決められなくなる
- 気付くと同じ悩みばかり頭の中をグルグルしている
- 強い不安に、メンタルが不調になる
- SNSの「いいね」の数が少ないと、めちゃくちゃ不安になる
- 周囲からの賞賛や評価がないと安心できない
- 罪悪感を持ちやすくなる
不安や恐れから、行動できなくなったり、精神的に追い詰められたりしています。
ベースは「自信のなさ」なのですが、過度な不安や恐怖感はメンタルの不調に繋がる危険もあるでしょう。
人間関係が難しく感じる
自己肯定感の低さから生じる人間関係の困難さは、大きく分けて2パターンあります。
- 人に対し、恐れや不安、疑心をいだく
- 自分よりも相手を優先することで問題が生じる
それぞれ説明しますね。
人に対し、恐れや不安、疑心をいだく
人に対し、恐れや不安、疑心をいだき、上手く付き合っていくのが難しく感じます。
コミュニケーションや心に問題を抱えている場合もありますが、自己肯定感が低い場合も人付き合いに困難さを感じることがあります。
- 相手の言動に、過敏に反応してしまう
- 相手の顔色ばかりうかがう
- 褒められても、「何か裏があるのでは?」と素直に受け取れない
- 学校や職場など、場の空気に合っていない気がする
上記のような状態では、人との関わりが大きな負担になりそうですし、人と深く付き合うのも難しそうですよね。



私は幼少期、親(特に母親)の顔色はよくうかがっていました。
親に言われる前に何でもやるし、親の意見に従っていました。
「良い子」になっていましたね。
今なら、自己肯定感が低かったと分かります。
自分よりも相手を優先する
自分の気持ちより、相手に好かれること・嫌われないことを優先してしまいます。
- 自分の気持ちを抑え込み過ぎて、ひどく疲れる
- 自分の人生を生きている感じがしない
- 深夜にLINEで相談が来たが、断れずに付き合った
- 嫌われたくないから、気乗りしなくても一緒に遊びに行く
自分よりも相手を優先するので、依存されたり、利用されたりすることもあるでしょう。
どちらにせよ、自分自身にとっては良い人間関係とは言えなくなります。



若い頃は自己肯定感の低さから、痛い恋愛ばかりしてきたなぁ、と今ならしみじみ思います(笑)
私の過去の恋愛、需要があれば書きますが(笑)
他人と比較してしまう
自己肯定感が下がっていると他人と比較し、自分が劣っているように感じてしまいます。
すると卑屈になったり、「自分はダメだ」と落ち込んでしまったりするのです。
特に学校や職場の同僚など身近な人や、簡単に情報が入ってくるSNSなどからの影響を大きく受けます。
- SNSでキラキラ輝く人を見て、自信を失った
- SNSを見て、自分の夢を諦めた
- 同僚の出世に、内心妬みしかない
- 「夫は好きなことしているのに、私だけ家事に追われている」と自分だけ損している気分になる



SNSって、イイ面しか見せないから、キラキラして順風満帆で全部上手くいっているスーパーな人って感じてしまいますよね。
でも、そんなことないんです。成功している人は、必ず努力・苦労をしています。
あくまでも比べるのは「過去の自分」ですから、自滅してしまっては勿体ないですよ。
自己肯定感を高いまま保つには?


自己肯定感を高いまま保つには、日常的に自己肯定感を高める思考・行動する必要があります。
自己肯定感を高める第一歩として、まずは自分をそのまま受け入れてあげましょう。



「そのまま」受け入れるのが重要です!!
たとえネガティブな感情が湧き上がってきても、ダメだと思わないでくださいね。
ネガティブでドロドロした感情も、あなたの大切な感情の一つなのですから。
自分の「今」を感じられるようになったら、自分の過去を振り返ったり、自分軸を見つけて育てたりしていきます。
現在、自己肯定感の高め方についての記事を作成中です。
もうしばらくお待ちください。
自己肯定感の基本情報については、こちらの記事に詳しく書かれていますので、参考にしてください。


また、自分の「今」を感じるには紙に書き出すのがおすすめです。
以下の記事もお役に立つかと思いますので、参考にどうぞ。




まとめ


自己肯定感が下がる理由や自己肯定感が下がってしまった時のサイン、対処法などを紹介しました。
最初の方にもお伝えしましたが、自己肯定感はその時の感情や環境などの影響を受けやすく、常に揺らぐものです。
下がってしまったからといって、落ち込まないでくださいね。
自己肯定感はいつからでも高めることができるのですから。
自己肯定感が下がった時のサインを参考に、「ヤバイ!!自己肯定感が下がってきたぞ!!」と感じたら、またコツコツと自己肯定感を高めていきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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