Webライターを始めるのに資格は不要ですが、知識やスキルの証明、クライアントさんへのアピールのために資格を取ることもできます。
資格はいくつか種類がありますが、私が取得したのはWEBライティング実務士の資格です。
- スキル0からWEBライティング講座を受講、2ヶ月目でWEBライティング技能検定を受験
- 1発でWEBライティング実務士の資格を取得
- 本業、子育て、家事の隙間時間での学習
- 現役副業Webライターとして活動中
忙しいママでもチャレンジは可能です。
WEBライティング実務士の資格を取ってみたい人は、ぜひ参考にしてください。
WEBライティング実務士ってどんな資格?

WEBライティング実務士とは、一般社団法人 日本クラウドソーシング検定協会が認定している民間の資格です。
WEBライティング技能検定を受験し、合格するとWEBライティング実務士の資格が付与されます。
WEBライティング実務士の資格を持っていると…
- 基本的なライティング知識がある
- 基本的なビジネスマナーが備わっている
と証明できます。

資格としては初心者向けですが、初心者なりにきちんと基礎的な力があるよと証明できます。
そもそも、Webライターってどんな仕事?と思っている人は、こちらの記事からどうぞ。
試験の難易度は?
合格率は47.2%(R6.1現在)と公表されています。
受験者はWebライター初心者の人が多いかと思いますが、2人に1人くらい、という感じですね。



初心者向けの資格だからと言って、ナメてかかると痛い目をみますよ。
後ほど詳しく紹介しますが、記述問題のウェートが大きく、時間的には結構ギリギリだと思うので、しっかり学習してから受験した方が良いですよ。
WEBライティング実務士のメリットは?


WEBライティング実務士の資格を取得すると、どんなメリットがあるのでしょうか?紹介していきますね。
クラウドソーシングで優遇される
WEBライティング実務士の資格を持っていると、クラウドソーシングによっては優遇してもらえます。
主な優遇は以下の2点です。
ランサーズ | クライアント向けメールマガジンで、オススメの人材としてWEBライティング実務士の資格取得者を紹介。 |
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サグーワークス | WEBライティング実務士の資格取得者かつサグーライティングプラチナ会員となった場合、以下の優遇がある。 ・サグーライティングプラチナの記事報酬が永久5%UP ・レベルアップする度にもらえるボーナス報酬が2倍になる(総計22万円相当) |
信頼される
資格を持っていることで、クライアントさんからの信頼度がUPします。
初心者向けの資格とは言え、基礎的なライティング能力があると証明しているので、複数人から依頼があった場合は、資格所有者を選ぶ可能性は高くなるでしょう。
自信が持てる
パソコンに触ったことがない、文章の書き方が分からない人でも、自信を持って仕事を受けられます。
WEBライティング講座では、文章を書く以外にもビジネススキルや案件の取り方なども学べます。
試験に合格したのですから、自分自身「ライティングの基礎力とビジネスマナーがついたぞ!!」と少なからず自信はつきます。



私も、全く知らない分野で仕事を受けるのが恐かったので、資格を取りました。
私の本業は、医療従事者です。
現場仕事なので、電子カルテは使っていますが、パソコンで仕事ができるようなWeb知識は持ち合わせていませんでした。
カルテや計画書の作成はしますが、人に読んでもらうコンテンツとしての文章も書いたことはありません。
全くの初心者にとってはクラウドソーシングの仕組みや、Web上でのクライアントさんとのやりとりなども未知の世界です。
「何も分からない私が、仕事に応募してもいいの!?」と不安しかありませんでした。
ビビりの私は、安心してWebライターを始められるよう、資格を取るところからスタートしました。
WEBライティング技能検定の受験方法


日本クラウドソーシング検定協会主催のWEBライティング技能検定を受験するなら、ヒューマンアカデミーの通信教育講座≪たのまな≫で【WEBライティング講座】の受講が必須です。
受講するとWEBライティング技能検定受験時に利用する、オンライン試験システムの登録に必要なIDなどもテキストと一緒に送られてきます。



本番の試験や、模擬試験もオンラインで実施されるので、資料が届いたら御fライン試験システムに登録しましょう。
試験の申込、試験料の振込なども、全てオンラインで行います。
試験の詳細
試験は毎月1回開催されています。
日程 | 月半ばの土曜日(3ヶ月に1度水曜日) |
申込方法 | 指定口座に本試験実施日の3営業日前までに受験料を振り込む (指定口座はオンライン試験システム内から確認) 入金後に確認メールが送られる |
受験料 | ¥6,000(税込) |
試験会場 | パソコンとネット環境があればどこでも可 |
試験時間 | 13:00-14:30 (90分) |
試験形式 | 選択問題50問 (4択 基礎編25問、実践編25問):1問1点 記述問題4問 (300文字×3問、400文字×1問):1問50点 合計250点 (合格ラインは非公開) |
詳細は日本クラウドソーシング検定協会のホームページからご確認ください。
合否発表
合否はメールにて送られてきます。
合格した場合、メール内に合格者ID登録やID発行の手続きに進むURLが貼り付けてあります。指示通り、手続きを進めていきましょう。
合格証かこんなのが立派な額(?)に入って送られてきます。





合否発表は受験後1ヶ月くらいで届きましたよ。
ちなみにWEBライティング実務士のライセンスカードはこんな感じです。


たのまなのWEBライティング講座とは


WEBライティング技能試験を受験する前に、≪たのまな≫の【WEBライティング講座】を受講する必要があります。講座の概要は以下の通りです。
受講費 | ¥32,000(税込) |
教材セット | ・テキスト(基礎編1冊、実践編1冊) ・問題集(基礎編1冊、実践編1冊) ・クラウドソーシング案件の手引き1冊 ・ISV練習法1冊 ・オンライン試験システム通知表 ・スタートアップガイド1冊 ・タイピング教材1冊+DVD1枚 |
受講費は通常価格です。
キャンペーンなど頻繁に行っているので、タイミングを見計らえば、安く始められます。
また、支払いは分割もOKです。


テキストの写真しか無くてすみません…。
教材は送られてくる冊子の他に、映像講義カリキュラムもあります。



パソコンを持っていない人は、PC付きコースを選択すると、新品のパソコンと受講がお得にできますよ。
ヒューマンアカデミーの≪たのまな≫は、さまざまな学びを通信教育で提供しています。
知識を深めたい、資格を取りたいけど、忙しくて学校には通えない、高額な学費はかけられないという人にはオススメです。



私も最初はWebライターのオンラインスクールも検討していましたが、入会や学習の金額が大きくて手が出ませんでした(悲)
主婦が自分のために十何万もポンッとだせる家庭なんて、なかなか無いですよね。
WEBライティング技能検定に合格するための学習方法


私が【WEBライティング講座】どのように学習したのか紹介します。
≪たのまな≫のホームページでは、「最短2ヶ月でWEBライターになれる」と謳っていたので、2ヶ月目のWEBライティング技能検定試験日に受験することを目標に学習しました。
- 基本編のテキストを読み込む&別ノートに書き込む。
- 基本編問題集を行う。
- 基本編が一通り終わったら、実践編テキスト→実践編問題集も同じように学習。
私の場合、読むより書いた方が記憶に残るので、書きまくりました。
読み返す分けではないので殴り書きです(笑)
テキストで学習後に問題集に挑戦すると、どれくらい記憶に蓄積されたか、どこが苦手か分かります。
- 1回目の模擬試験を行う。
- 苦手なところ、模擬試験で減点されたところを徹底的に学習し直す。
テキストを書き写したり、問題集を繰り返し解いたりと、とにかく書きまくりました。
- 記述問題に挑戦する。
- 過去の記述問題をさらう。
選択問題ができるようになると、ライティングに必要な知識も身に付き始めているので、記述問題に挑戦しました。
文章を書くことは好きな方でしたが、お題に沿って書くことに慣れていなく、難しいと感じていました。
記述後、模範解答と照らし合わせたり、模範解答を読み込んだりしました。
過去問に関しては、ホームページで公開されているものは、全て挑戦しましたよ。



過去問の傾向として、なんとなくその月のイベントや季節感のあるタイトルが多いな、って印象がありましたよ
- 模擬試験2回目、3回目の実施
- ISV練習法や映像講義も学習
模擬試験は回を重ねる毎に点数が伸びました。
1回目から高得点ではあったのですが、つまらない読み間違いが減りました。



だけど3回目も満点ではありませんでした(笑)
ISV練習法は娘も興味を持ち、一緒にゲーム感覚でやっていましたよ。
タイピングの教材もありましたが、私はやっていません。
きっとブラインドタッチとかできた方が将来的には良いので、やる気が出た時に実施したいと思っています。
予定通り、2ヶ月目の試験日に申し込み、受験しました。
WEBライティング技能検定本試験の戦略


本試験で、私なりに対策した戦略を解説します。
試験時間が90分なので、以下のように戦略を立てました。
最初の30分 | 選択問題を解く |
残りの60分 | 記述問題1問につき15分配分 書けそうなタイトルから手をつける |
もう一度、試験の詳細を振り返りましょう。
試験時間 | 13:00-14:30 (90分) |
試験形式 | 選択問題50問 (4択 基礎編25問、実践編25問):1問1点 記述問題4問 (300文字×3問、400文字×1問):1問50点 合計250点 (合格ラインは非公開) |
選択問題より記述問題の方が、配点が高く時間もかかります。
試験合格の鍵を握っているのは記述問題です。



見直しができれば良いのですが、見直す時間が取れない場合もあります。
私は最初から慎重に問題文を読み、かつスピーディーに解き進めました。
記述問題は事前にタイトルが分かりませんので、一発勝負です。
更に緊張もあり、なかなか文章構成が思いつかなくなっていました。
過去問からタイトルの傾向を自分なりに考えていましたが、ドンピシャのキーワードは無く、それにも動揺しました(笑)
とりあえず4問ある内の、書けそうな問題から始めました。
考える時間も動揺している時間も無駄なので、とにかくできるところから書き進めましょう。
本試験の感想
とにかく緊張でした。
模擬試験では選択問題のみだったので、記述がちゃんと書けているのか、正直分かりませんでした。
WEBライティング講座内には記述の添削が無く、自分のライティングレベルが測れないのです。
受かるかどうか、自分の中では半々くらいの気持ちでした。
本試験は本当にギリギリで、終了時間の数秒前に書き切った状態でした。
見直しもできず、最後の一文は焦って入力したので、合格の自信はありませんでした。
しかし約1ヶ月後、メールにて合格通知が届き、本当に嬉しかったのを覚えています。



受験勉強が1ヶ月延長にならなくて済んだ、この喜び(笑)
早速WEBライティング実務士のID登録などを行いました。
WEBライティング実務士取得後の感想や実態
WEBライティング技能検定に合格し、Webライターとして活動し始めた頃の感想を述べます。
難しい試験ではないのかも
初心者の私でも一合格を果たせたので、試験の難易度的にはそこまで高くはないのかなぁと思いました。
選択問題に関しては、結構一般常識なものが多く、難しいものではありませんでした。
全く勉強しなくても、社会人経験があればそれなりに点数が取れそうです。
記述問題に関しては、初心者の私でも書きまくったことで合格できたので、学習すればなんとかなります。
(回答の返却が無いので、文章のでき具合がどの程度か判断できません。曖昧な感じですみません。)
WEBライティング実務士の合格率は50%を切っていますが、高校や大学受験みたいに、みんながみんなバッチリ対策して受けているかは不明です。
しっかり学習してから臨めば、難しくはないと思います。
自信が持てた
メリットでも紹介しましたが、多少なりとも自信はつきました。
一応ライティングの基礎やビジネスマナーが備わっていると証明ができたので、自分に対して安心できましたよ。
本業の職種的に、固いビジネスマナーなどは求められてこなかったので、ちゃんと一般常識的なところも力がついて良かったです(笑)
やっと活動できるとワクワク
「これでWebライターとして活動ができる!!」とワクワクしました。
資格がなくてもWebライターはできますが、お金をいただく「仕事」ですので、「きちんとやりたい」と思っていたからです。
初めての案件応募は緊張しましたが、アンケートや口コミ回答以外の、文章を書く案件に挑戦できたのが嬉しかったですよ。
仕事の依頼が来るようになった
高額案件ではありませんが、「ぜひお願いしたい」とクラウドソーシング上でメッセージをいただくようになりました。
クライアントさん側から自分を選んでくれるのは嬉しいものです。
Webライターには資格が必要なの?


ぶっちゃけ必要ありません。
案件さえ取れれば誰でもWebライターの仕事ができますし、名乗ってしまえば誰もがWebライターです。
初心者案件や激安案件は、比較的どんな人でも取りやすい案件です。
しかし、時間を削って作業して、大したお金にならないのでは、モチベーションも保てないですよね?
経験を積んでいくと、努力やレベルに見合った報酬が欲しいと、誰もが思うでしょう。
単価の高い案件、好条件の案件には人気が集中し、獲得するのは難しくなります。
そんな時に、資格があればクライアントさんの目に止まりやすくなり、案件獲得の確立がUPするかもしれません。
Webライター向けの他の資格
ライティングに関する資格は以下の通りです。
WEBライティング能力検定 | 1級合格率:25~30% 主催:一般社団法人|日本WEBライティング協会 ・文法やSEO、法律関連の問題まで幅広く出題される ・1~3級まであり、1級を合格するとかなりの知識量であることが保障される |
SEO検定 | 2級合格率:70~85% 主催:一般社団法人|全日本SEO協会 ・1~4級まであり、2級がWebライター向き ・コンテンツSEOやソーシャルメディアの活用などが出題 |
日本語検定 | 1級合格率:29.9% 主催:特定非営利活動法人|日本語検定委員会 ・語彙力、文法、敬語など、日本語に関する幅広い内容が出題される |
文章読解・作成能力検定 | 2級合格率:70% 主催:公益財団法人|日本漢字能力検定協会 ・語彙力や文法などの基礎内容の他に、意味や資料分析、文章構成などの読解力と、構成や表現などの作成力も問われる |



実績が少ない初心者のうちは、資格があることで案件応募時にアピールできますよ。
Webライターの実績を積み、専門分野に特化したライターを目指すなら、それに関する資格を取るのもおすすめです。
美容やコスメ専門のライターを目指すなら、日本化粧品検定
金融や不動産専門のライターを目指すなら、ファイナンシャルプランナー
など
資格所有者でないと受けられない案件も多数あり、またそのような案件は高単価の場合が多いので、挑戦する価値はあります。
まとめ
WEBライティング実務士はどのような資格か、受験方法や学習方法を中心に解説しました。
- Webライターは無資格でもなれる
- 初心者は資格を持っていると自信がつく&アピールできる
- WEBライティング実務士の資格取得はそんなに難しくない
- ひたすらライティングすることが重要
- Webライターが持っていると役立つ資格はたくさんある
Webライターが活かせる資格は多数ありますが、WEBライティング実務士は入門編のような感じなので、初心者の人におすすめです。
いきなりWebライターをするのは自信がない、クライアントさんへのアピール材料がほしいと考える人は、WEBライティング実務士の資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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