油性ボールペンと言えばジェットストリームですよね。
「クセになる、なめらかな書き味」をコンセプトに誕生したのが、2006年でした。
そんな大人気ジェットストリームから、地球環境に配慮し、再生樹脂を使用した新商品のジェットストリーム 海洋プラスチックが誕生しました!!
昨今、SDGsやらサステナブルなどの言葉を、よく耳にしますよね。
あなたも、この記事を読んで、地球環境について、思いを馳せてみませんか?
文房具で地球環境を守っていくことに興味がある人は、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
ジェットストリーム 海洋プラスチックとは
ジェットストリーム 海洋プラスチックは、海を漂っているプラスチックごみや、使い捨てコンタクトレンズの空容器を再利用して作られたジェットストリームです。
プラスチックごみが、ジェットストリームになるまでの過程をざっくり説明すると以下の流れになっています。
- 海洋プラスチックごみや使い捨てコンタクトレンズを回収
- 回収したプラスチックごみを洗浄
- 洗浄したプラスチックごみを粉砕
- 粉砕したプラスチックごみをペレット化
- 成型機に入れて成型
- ジェットストリーム 海洋プラスチックの完成
驚きなのは、ほぼ100%、回収したプラスチックごみから再生樹脂素材が作られているそうです。
さらに、強度やデザインなども含め、従来のジェットストリームと遜色ない品質になっているそうです。
三菱鉛筆さんの技術の結晶ですね。
また、ジェットストリーム 海洋プラスチックは、文具業界で初めてエコマーク認定を受けた商品なのです!!
エコマーク商品類型No.164 認定番号21 164 003
エコマーク商品類型No.112 認定番号21 112 006
このエコマークは公益財団法人日本環境協会が運営しています。
環境に配慮した素材でボディが作られていますが、書き味はクセになる、いつものジェットストリームですよ。
書き味なめらかで、油性ボールペン最高峰の大人気ジェットストリームが、地球環境にまで優しいとは!!
文具界の神!!
参考:『ジェットストリーム 海洋プラスチック』を新開発|uni MITSUBISHI PENCIL
ジェットストリームの商品概要比較
ジェットストリーム スタンダードと海洋プラスチックを比較してみました。
※2024年2月現在
スタンダード | 海洋プラスチック | |
---|---|---|
価格 | ¥150(税込¥165) | ¥200(税込¥220) |
サイズ | 全長:139.6mm 厚さ:14.8mm 軸径:11.3mm | 全長:144.3mm 厚さ:15.0mm 軸径:11.0mm |
重量 | 9.3g | 9.1g |
ボール径 | 0.38mm 0.5mm 0.7mm 1.0mm | 0.7mm |
軸カラー | 全19色 通常15色 名入れ専用4色 | 全3色 通常1色 限定4色 |
参考:uni総合カタログ
ジェットストリームの軸色について
先ほどジェットストリーム スタンダードと海洋プラスチックの製品概要で、載せきれなかった軸色についいて説明します。
ジェットストリーム 海洋プラスチックの軸カラー
実は、ジェットストリーム 海洋プラスチックの軸カラーは3色あります。
三菱鉛筆公式サイトでは、「スカイブルー」1色のみですが、楽天市場やAmazonなどの通販では、他の色も取り扱っていますよ。
- スカイブルー
- ターコイズ
- アプリコット
- ミストグリーン
- サンドベージュ
ただし、ターコイズとアプリコットは限定色なので、現在生産されている分が無くなり次第、販売終了かもしれません。
また、時々数量限定で新カラーが発売されるので、ワクワクします。
私は初めてジェットストリーム 海洋プラスチックを知った時、スカイブルーに一目惚れしたので、スカイブルーを買いました。
ジェットストリーム スタンダードの軸カラー
折角なので、ジェットストリーム スタンダードの軸カラーも紹介しちゃいます。
軸カラーはかなり豊富にあります。
ボール径別の軸カラーについて、以下にまとめました。
0.38mm | 0.5mm | 0.7mm | 1.0mm |
---|---|---|---|
黒(クリアブラック) 赤(クリアブラック) 青(クリアブラック) ダークネイビー ライトグレー ソフトグリーン ソフトパープル ソフトピンク ラベンダー スカイブルー ライトピンク アプリコット | 黒(クリア) 赤(クリア) 青(クリア) ダークネイビー ライトグレー ソフトグリーン ソフトパープル ソフトピンク ラベンダー スカイブルー ライトピンク アプリコット | 黒(ブラック) 赤(ブラック) 青(ブラック) ダークネイビー ライトグレー ソフトグリーン ソフトパープル ソフトピンク 水色 ピンク 緑 | 黒(クリアブラック) 赤(クリアブラック) 青(クリアブラック) |
※ボール径0.7mmのみ
白、白黄緑、白水色、白ピンク、白オレンジ
先ほどもチラッと説明しましたが、単色用替芯なら互換性があるので、欲しいボール径に好みの軸カラーがなくても、芯を入れ替えられますよ。
参考:ジェットストリーム スタンダード|uni MITSUBISHI PENCIL
ジェットストリーム 海洋プラスチックのおすすめポイント
私が思うジェットストリーム 海洋プラスチックのおすすめポイントは以下の通りです。
- SDGsに賛同・協力できる
- 端々に感じる商品開発の思いに共感できる
- 見た目が良い
- 書き味はバツグン
詳しく説明していきますね。
SDGsに賛同・協力できる
ゴミをリサイクルした商品ですので、長く大事に使うことでSDGs(持続可能な開発目標)や環境配慮に貢献できます。
普通の一般人が、大きなことを成し遂げるのはかなり大変ですし、ハードルも高いですよね。
しかし、一人でも多くの人が小さなことでも環境に気を配れば、積もり積もって大きな力になっていくと私は思います。
端々に感じる商品開発の思いに共感できる
ジェットストリーム 海洋プラスチックにはカラーやデザインなどにも、開発者たちの思いが詰まっています。
たとえば、スタンダードカラーの「スカイブルー」は、「穏やかな海」をイメージしたカラーとなっています。
ゴミが漂っていない、透き通っていて穏やかな海は、海の生き物たちの楽園になりそうではありませんか?
そんな穏やかで優しいイメージを抱かせるカラーになっています。
また、クリップの部分にも、シンプルですがデザインが施されています。
このデザインは「メビウスの輪」をイメージしているそうですよ。
切れ目のない連続するラインが、SDGsや継続的な未来への環境配慮を象徴しています。
帯状の長方形の端を180°ねじって他方の端に貼り合わせた形状の図形と説明されています。
ちょっとイメージしづらいですが、無限を表す「∞」のような感じです。
循環や再生を想起させることから、リサイクルのシンボルマークもメビウスの輪がモチーフになっています。
見た目が良い
淡いワントーンカラーで、ミニマルなシンプルデザイン…オシャレ過ぎます。
凝ったデザインやゴテゴテのデザインのものって飽きてしまうこともありますよね。
ですが、このジェットストリーム 海洋プラスチックは飽きがこず、長く使えそうです。
書き味はバツグン
言うまでもありませんが、ジェットストリームなので書き味はなめらかでクセになります。
私も、どの会社のボールペンよりも(全てのメーカーのボールペンを使用した訳ではありませんが)、ジェットストリームが一番好きです。
ジェットストリームのインクの特徴
ジェットストリームのインクは、以下の特徴があります。
- 従来の油性ボールペンより摩擦係数が50%以下になり、なめらかな筆記を実現
- 筆記速度に関係なく、書き心地なめらか
- インクが紙に染みる密度が従来の油性ボールペンの2倍になり、濃く発色
- 新聞用インクからヒントを得、速乾性の優れたインクに
- ペン先の新機構で、インクの直流や逆流を防止
簡単に言えば、とにかくなめらかな書き心地で、濃い字が書けて、すぐ乾くってことです。
従来の油性ボールペンって、掠れたり、擦れて汚れたり、個人的にあまり好きではありませんでした。
油性ボールペンの欠点を全て克服したものが、ジェットストリームです。
ジェットストリームのインクについて、PILOTのアクロインキと比較した記事もあります。
参考にどうぞ。
ジェットストリーム 海洋プラスチックのイマイチなポイント
最高におすすめできる商品ですが、欠点もあります。
包み隠さずお伝えします。
- 若干価格が高い
- 握りづらい
詳しく説明します。
若干価格が高い
同じ単色のジェットストリーム スタンダードより、¥50ほど高い価格設定になっています。
1本¥100で買えるボールペンもあるので、¥200のボールペンは高いと感じる人もいるかもしれませんね。
長く使うことを想定した高級ボールペンではないで、その辺の捉え方は人それぞれですよね。
ただ、+¥50で地球に優しく、環境に配慮できるなら、私にとっては十分に価値のあるものかなと思いました。
あくまで個人的な価値観ですが、デザインも良いし書き心地は最高なので、たとえ環境に配慮した商品ではなかったとしても、¥200で買うと思います。
握りづらい
ラバーグリップなどは付いていないので、多少すべりやすさや持ちづらさは感じます。
特に冬は指が乾燥してカッサカサになるので…
ジェットストリーム 海洋プラスチックのボディは多少ザラつきがあるので、問題なく持てる人もいると思います。
ジェットストリーム海洋プラスチックの握りづらさの解消方法
私は(加齢のせいか)、特に冬は指先が乾燥するため、滑ってしまうんですよね。
そこで、鉛筆用のグリップをつけてみました。
ジェットストリーム 海洋プラスチックは鉛筆よりも太いため、グリップをつけるのに苦労しました。
つけてみると、確かに滑らないし、太くなる分握りやすさもありました。
グリップをつけていても、芯を替える時はノックやクリップのある上の方を回して外すので、問題なさそうです。
一見、握りやすさを解消できたように思えるのですが、ペンケースに入れて持ち運ぶとなると…
幅を取ります。
ペンケースに出し入れする時に引っ掛かります。
職場用なので、デスクに据え置きでも良いのですが…
個人的にはもっと薄いグリップの方が良いかなと。
テニスラケットや野球のバットに巻く滑り止めとかならもっと快適かな…
鉛筆用グリップをつけた方が書きやすいけど、持ち運びには向かないという結果になりました。
今後、もっと良い方法があったら記事を更新しますね。
「こんな方法あるよ~」とコメントをいただけると嬉しいです。
ジェットストリーム海洋プラスチックがおすすめの人
ジェットストリーム海洋プラスチックがおすすめの人を紹介します。
- おしゃれなジェットストリームを使いたい人
- 安価でおしゃれなボールペンが欲しい人
- 自分にできることから環境配慮をしたい人
- 「ちょっとイイ」ノベルティとして使いたい人
まとめ
ジェットストリーム 海洋プラスチックの商品情報や使用感について紹介しました。
- ジェットストリーム 海洋プラスチックは、文具で初めてエコマークを取得した
- ジェットストリーム 海洋プラスチックを使用すると、SDGsに貢献できる
- 海洋プラスチックごみや使い捨てコンタクトレンズの空容器などを利用した樹脂素材を使用
- 開発者の思いがたくさん詰まっている
- 書き心地は従来のジェットストリームと同じ
- ちょっと持ちづらいと感じる人もいるかも
- 色んな人の色んな用途に使える
ジェットストリーム 海洋プラスチックは、環境に配慮しているだけでなく、書き心地は従来のジェットストリームそのままに、見た目もオシャレで飽きのこないデザインとなっています。
環境保護と言っても、個人の力では、なかなか大きなことを成し遂げるのは難しいですよね。
ですが、一人一人の地球にやさしい小さな心掛けが、地球の未来を守る大きな力になっていくことでしょう。
この記事を読んで、地球環境や自然保護などに興味を持ち、ジェットストリーム 海洋プラスチックを使う人が一人でも増えたら嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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