小6の野球少年がいるご家庭は、中学生になってからの野球をどこでやるか、どこに所属するか悩みますよね。
昔なら、そのまま中学校の野球部に入るのが一般的だったかもしれませんが、今は選択肢が増えているのをご存じですか?
進学先の野球部が希望に沿わない、もっと本格的に野球をやりたい、そもそも進学先に野球部がない…場合、選択肢に浮上するのがクラブチームです。
昔は野球が上手い子が入るところ、というイメージが強かったかもしれません。
が、今はクラブチームの敷居が低くなっています。
ので、野球のクラブチームが気になる子、保護者さんは、クラブチームの体験会に参加することをおすすめします。
リトルシニア、ボーイズリーグ、ヤングリーグ、ポニーリーグなどがありますが、この記事内では中学生が所属する中学校には属さない硬式野球チームとしています。
私も息子が野球をやっていて、クラブチームの体験会や練習に参加しています。
大好きな野球を、中学生になっても続けるのですから、良いチームを選びたいですよね。
ぜひ、この記事を参考にしいてください。
我が家は主にシニアチームの体験会や練習に参加していますが、どの団体でも選び方は同じです。
中学校の部活かクラブチームか悩んでいる人は、こちらの記事からどうぞ。
それでは始めます~
クラブチームの体験会で見るべきポイント4つ
クラブチームの体験会や練習はぜひしてほしい!!と思っているのですが、その時に見るべきポイントを紹介しますね。
- チームの雰囲気
- 指導者の人柄
- 練習内容
- 保護者の雰囲気
詳しく説明します。
チームの雰囲気
練習中、休憩中のチームの雰囲気を見ましょう。
いくつか具体例を出しますね。
- 中学生たちはイキイキと練習しているか
- 練習と休憩のメリハリはついているか
- 練習中の緊張感はどうか
- 休憩中の中学生たちのフレンドリーさ
チームの雰囲気の良し悪し、好みは人それぞれ違いますので、お子さんに合いそうかを重視して見てみましょう。
指導者の人柄
大好きな野球を指導してくれる人なので、お子さんとの相性は重要です。
どのような指導や声掛けの仕方をしているか確認しましょう。
野球未経験の保護者さんだと、指導内容の良し悪しは、正直分からないと思います。
ですが、指導者の子供に対する接し方は誰でも分かりますので、よくチェックしましょう。
野球はスポーツ柄、昭和の空気が濃く残っているチームもあります。
怒鳴ったり罵声が飛んで来たり、無くはないです。
それでもへこたれないお子さんや、愛のムチと感じられれば良いのですが、お子さんに合わないと練習がツラくなってしまう可能性があります。
練習内容
可能であれば、どんな練習をしているのか、保護者さんもチェックしましょう。
野球未経験の保護者さんには難しいかもしれませんが、現在所属しているスポ少などのチームとの練習と比較したり、試合実績などを聞いてみたりするのも良いでしょう。
私的には、野球の練習だけでなく、体づくり(筋トレ)やストレッチなどのメンテナンスにも力を入れているかも重要だと思っています。
保護者の雰囲気
チームの保護者さんとは、運営面で関わりますので、保護者さんの雰囲気も大事だと思います。
クラブチームの場合、保護者さんのサポートがどのチームでもマストになっている、と思っておきましょう。
可能であれば、練習に参加した際に、チームの保護者さんとコミュニケーションを取ってみましょう。
強豪チームほど、父母会も熱いと言っている人がいました。
私は吹奏楽部出身なので、熱いスポーツの感じ、ちょっと苦手意識があります(笑)
クラブチームの体験会で聞き込み調査をしたい情報7つ
クラブチームの体験会や練習に参加した際、できれば指導者や中学生保護者さんとコミュニケーションを取りたいものです。
その際、聞けるのであれば聞いておきたい情報を7つ紹介します。
- チームの方針
- 保護者から見た指導者の人柄
- 主な練習場所
- 父母会の内容
- 保護者サポートの程度
- 遠征先の場所
- 進学先の高校
一つずつ説明します。
チームの方針
お子さんの思い描く「野球」と、チームの方針がなるべく一致している方が、練習に対する熱量も上がるでしょう。
反対に、自分の思いと方針に大きくズレがあると、ストレスになり、そのチームで練習することに嫌気が差すかもしれません。
たとえばですが、
- とにかく強いピッチャーを育てて、ピッチャーを柱とするチームつくりをする
- なるべく満遍なく選手を出場させる
- とにかく強打で打ち取る戦法
などでしょうか。
お子さんが本気で野球をやる気なら、チームの方針が合う方が断然良いです。
保護者から見た指導者の人柄
保護者さんの目から見て、「この人になら任せられる」と思える人柄の指導者が良いですよね。
一番は、お子さんと指導者の相性が良いことですが、保護者さんが良い印象を持っていない人にお子さんを預けられませんよね。
体験会や練習に参加した際は、積極的に指導者とコミュニケーションを取ってみましょう。
主な練習場所
どこのグランドで練習をするのかも、結構重要なポイントです。
中学校の部活と違い、学区内の中学校で練習する訳ではありません。
恐らく保護者さんの送迎が必要になってきます。
活動は週2~4日程度あるでしょう。
毎回、お子さんを練習場所まで送迎できますか?
特に仕事をしている保護者さんだと、送迎がネックになる可能性は高いです。
お子さん本人が自転車で行ける範囲、保護者が送迎できる範囲など、絞ってチーム探しをするのも手です。
グランドを所有しているチームなら良いのですが、所有していないと練習場所がコロコロ変わるチームもあります。
中には車で1時間以上もかかるグランドで練習するチームもある、と聞きましたよ。
父母会の内容
父母会の活動内容はチームによってまちまちですが、活動内容、当番が回ってくる頻度など、要確認です。
クラブチームは、どのチームもほぼ父母会があると思っておいた方が良いそうです。
保護者さん自身の生活状況で、父母会の活動も参加可能か、想像してみましょう。
体験会や練習に参加した時に、ストレートに聞いてしまうのが一番手っ取り早いです。
向こうから「質問ありますか?」と声を掛けてくれたら、絶対に聞きます(笑)
保護者サポートの程度
忙しい保護者さんほど、父母会の活動以外で、どれくらいサポートが必要かも重要になるでしょう。
【主な練習場所】でも説明しましたが、保護者が送迎しなければならない程遠方か、お子さん自身で行くことはできないのかは要チェックです。
また、送迎だけしたら保護者は帰っていいのか、練習を見ている保護者が多いのかなど、気になる場合は情報を仕入れておいた方が良いですよ。
練習を見ている保護者が多いのに、自分だけすぐに帰っちゃうのも気まずく感じてしまいそうで…
遠征先の場所
過去の遠征先なども、手に入れておきたい情報です。
毎年出ている試合の会場はどこなのか、よく練習試合をするチームや試合会場はどこなのか、など気になりますよね。
県を越えての移動や、日数をまたぐ合宿などの移動の実態も、知っておくと、チーム選びの参考になりますよね。
私は高速の運転は嫌(できない)なので、パパが休みじゃない日に県越えの送迎は無理です。
進学先の高校
野球で進学したい場合、進学先のパイプの太さ・数は重要です。
希望の高校のパイプがあるのか、スカウト実績、進学実績など情報を仕入れましょう。
コネを当てにしないで、ちゃんと勉強して学力をつけておいてほしいものですけどね。
クラブチームの体験会に参加する前に
クラブチームの体験会や練習に参加する前に、チームの公式サイトなどをチェックしておきましょう。
指導者の紹介や試合成績、練習日程などの情報が手に入るかもしれません。
何も知らずに体験会などに参加するより、少しでも前情報があった方が、当日質問しやすくなりますよ。
また、指導者や保護者との会話の取っ掛かりにもなるでしょう。
情報には価値があるんです。
クラブチーム選びの判断基準
今までの説明を踏まえて、どのクラブチームに所属するかを、ジャッジしましょう。
以下の表にまとめましたので、参考にしてください。
チームの雰囲気 | ・チームの中学生の雰囲気はどうか ・ギスギスせず、仲が良いか ・練習中と休憩中のメリハリがついているか ・お子さんと合っているか |
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指導者の方針 | ・指導内容がお子さんに合っているか ・チームつくりの方針がお子さんの希望と合っているか ・指導者の人柄、人間性は信頼できそうか ・試合成績が練習に伴っているか |
練習スケジュール | ・練習の頻度・時間は満足いくか ・週末のみの練習が良いか、平日も練習したいのか ・学校の長期休暇中の練習スケジュールはどうなっているか |
練習場所 | ・送迎可能な範囲か ・お子さん自身で行けるか、送迎必須か ・グランドを所有しているか ・練習場所のエリア |
親の負担 | ・送迎は必須か ・父母会活動の内容・頻度 ・応援の熱さ |
進路先のパイプ | ・希望の高校とのパイプがあるか ・希望の高校への入学実績があるか ・スカウトの多さ |
会費 | ・会費が家計の負担にならないか |
野球をするのはお子さんなので、お子さんが行きたいところが一番です。
が、送迎や会費など現実的な部分もしっかり考えないとですね。
まとめ
中学野球クラブチームの体験会や練習に参加する際、どこを見て何を確認すれば良いのか、失敗しない選び方を紹介しました。
公式サイトやSNS、先輩、先輩保護者さんからも情報は得られますが、やはり一番良いのは、実際に体験会や練習に参加することです。
クラブチームに興味があるのなら、積極的に体験会や練習に参加してみましょう。
その際、保護者さんも積極的に見学し、指導者や中学生保護者さんとコミュニケーションを取ってみましょう。
中学野球のクラブチームはたくさんありますので、お子さんに合う最高のチームを選んでくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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