「人が好きなのに疲れやすい」あなたはHSEかも?特徴と生きづらさ解消のポイント

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HSPっぽいけど、人と関わるのは好きなんだよね

イベントや集まりに参加するのが好きなのに、なんだか疲れてしまう…

このように、「繊細さ」と「人が好き」の狭間で揺らいでいる方、いらっしゃいますよね?

「HSP」「繊細」と聞くと、内向的で人間関係が苦手な方が多いというイメージが強いかもしれませんが、「繊細」でも人との交流が好きで、人との関わりで元気になれるタイプも存在するのです。

ともみ

自分の中に矛盾感、二面性を感じていても、おかしなことではありません。

この記事では、HSE特徴や生きづらさの原因、生きづらさ解放のポイントなどを紹介しています。

「繊細さ」と「人が好き」な矛盾感にお悩みの方に、お役に立つ情報となっております。

内向型と外向型の違いなどにも触れていますので、お楽しみに♪

目次

HSEの特徴

HSE最大の特徴は、HSPと同じ繊細さがありつつも、人との関わりや交流が好きということです。

もう少し詳しく説明すると…

HSPの特徴である「DOES(ダズ)」の気質があります。

  • D:情報を深く処理する
  • O:過剰に刺激を受けやすい
  • E:情動反応が強く、共感力が高い
  • S:些細な刺激を察知する

「DOES(ダズ)」について詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

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HSP特有の気質である「DOES」に、外向的要素が加わっているのがHSEです。

後ほど、内向的・外向的について詳しく解説しますね。

「繊細さ」と「外向的」な気質の両方を持ち合わせているので、HSEを「外向型HSP」ともいわれています。

HSEの特徴の具体例

ちょっと難しい言葉が並びましたので、「HSEさんってこんな人」とわかりやすく具体例を挙げます。

  • チームワークを求められる仕事が好き
  • リーダーに抜擢されることも多いが、人知れずどっと疲れている
  • 繊細だけど、イベントやパーティーなどに参加したい
  • 社交的だけど、相手の言動や空気感で傷つくことも多々
  • 人と会ったり話したりすることで元気になる
  • 人との関わりがないと嫌!!ずっと家に閉じこもりなんて嫌!!
  • 自分の気持ちを誰かと共有したい
  • 独りになることが不安

こんな感じの方がHSEさんです。

ともみ

私は内向型HSP(いわゆるHSP)なので、
・リーダーよりもリーダーを補佐する秘書的立ち位置がいい
・疲れたら独りになりたい
・傷つくくらいなら、内に秘める
・親友でも3~4時間一緒にいたら疲れる
こんな世界観なので、同じHSP気質を持つ者同士でも、HSEとは違うな~と感じますね。

HSEのはじまり

HSEはHSPが派生して誕生した気質と言われています。

わかりやすくいうと、内向的で繊細な気質を持つHSPが、なんとか社会に適応しようと努力した結果、HSEの気質が生まれたとされているのです。

ともみ

もともとHSP特有の繊細さを持っていたけど、後天的に社交性を身に付けた、ということですね。涙ぐましい努力の結果な気がします。

HSPに限らず、ヒトの性格や気質はグラデーションです。

私は内向型HSPですが、人と関わりたいと思うし、人に理解されたいと思うこともあります。

刺激的な経験を追い求めることもあれば、エネルギーダウンしている時は独りで過ごしたいと切に思うこともありますから。

HSPにはHSEを含む4つのタイプがありますが、どのタイプも「あくまでその傾向がある(強い)」というだけの話です。

その時の気持ちやエネルギー量によって、人との関わり方や行動も変化するものなのです。

HSEは何の略?

HSEはHighly Sensitive Extrovert(ハイリー・センシティブ・エクストロバート) の頭文字を当てたものです。

Highly…非常に

Sensitive…敏感な

Extrovert…外向的な人

ちなみにHSPはHighly Sensitive Person です。

HSPの場合は、「内向的な」ではなく、「人」という言葉が使われていますね。

「HSE」という言葉を提唱したのは、エレイン・アーロン博士と共に活動していた心理カウンセラーのジャクリーン・スティックランド氏です。

ともみ

エレイン・アーロン博士は「HSP」という言葉を世に広めた、HSP界隈では有名な方ですよ。

内向型HSPとHSE(外向型HSP)の違い

HSPで最も割合が多いと言われる、代表的な内向型HSPと、外向型HSPとも言われるHSPの違いを紹介します。

内向型と外向型の違いは、以下の2点から見るとわかりやすいです。

内向型 外向型
自分意識・関心の方向性他者
1人で静かに過ごす
自分の内面からエネルギーを得る
エネルギー回復方法他者と賑やかに過ごす
他者との交流からエネルギーを得る

説明していきますね。

意識・関心の方向性

内向型の場合、意識や関心は自分に向きます。

自分の感情、心の動きに関心が高く、自己理解を深めたり、内省するのが好きなことが多いです。

外向型の場合、他者に向けて意識や関心が向きます。

「ヒト」への興味関心が高く、誰かと一緒に過ごす、活動することを好みます。

内向型の私の場合

私の場合は、自分の気持ちを感じたり大切にしたりと「内省」が好きです。

人に興味がない訳ではありませんが、私がどう感じているかを大事にしています。

友人とお喋りしたり、お出掛けしたりも好きですが、どこか疲れを感じるところがあります。

エネルギー回復方法

内向型は、刺激を抑えることでエネルギーを回復させます。

よって、独りで静かな時間を過ごしたり、ゆったりすることでエネルギーが充電されます。

外向型は、人と関わることでエネルギーを回復させます。

そのため、友人たちと楽しく賑やかに過ごすことでエネルギーを充電するのです。

内向型の私の場合

内向型の私は、手帳タイムを取ることやブログ作業をすることでエネルギーが回復します。

外界の刺激から遮断し、自分に集中することで、消耗したエネルギーを回復させます。

外向型さんが友人とのお喋りなどでエネルギー回復できるのが違うな~と感じました。

好きな人と一緒に過ごすことでエネルギーが回復できるのはいいなぁと思うところもあります。

HSEとHSS型HSEの関係

HSPは大きく分けると4つのタイプがあります。

ざっくりいうと、「内向型か外向型か」「刺激を求めるタイプか求めないタイプか」によりタイプが分けられているのです。

HSPの4つのタイプについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をどうぞ。

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と、いうことでHSEも刺激を求めるタイプと求めないタイプに分けらていますが、ほとんどのHSEさんが刺激を求めるタイプのHSEといわれています

ともみ

刺激追求型HSE=HSS型HSEです。

ちなみにHSEは全HSPの中の30%が該当するとされています。

HSEの生きづらさ

HSEの生きづらさの核は、外向的な気質とHSP特有の気質によって生じるギャップでしょう。

HSEは社交性が高く、人との関わりを求めているのに、HSPによる繊細センサーが働き、疲れてしまうのです。

ともみ

HSEさんは社交性が高い分、私たちのような内向型HSPよりも人と接することが多いですからね。

大勢の人や長時間誰かと共に過ごせば、その分受け取る情報も多くなりますよね。

ポジティブな情報なら良いかもしれませんが、中にはネガティブな情報・気づきもあるでしょう。

人からのネガティブな刺激によって疲れを感じ、続けることを諦めたり、熱が冷めてしまいやすいところもHSEのい生きづらさとして見受けられます。

ともみ

自分が好きなことをしているのに、エネルギーを消耗してしまうのがツラいところですね。

HSEの強み

外向性とHSP気質のギャップが生きづらさの原因といわれるHSEさんですが、もちろん強みもあります。

具体的に解説していきますね。

  • 社交的で明るい方が多い
  • チームで活動するのが好き
  • コミュニケーション力が高い
  • 繊細な観察力・共感力

人との関わりが好きなのに共感力や洞察力が高いって、ものすごく社会で貴重な立ち位置につきそうな気がしませんか?

チームでの仕事が好きで、持ち前の観察眼から適応力も高いため、「仕事ができる人」と印象を持たれやすいのです。

また、観察力・共感力が高いので、初対面の人ともすぐに打ち解けられます。

ともみ

私には無い強みで、羨ましく思う部分も。
やはりコミュニケーション力に関しては内向型人間だと外向型さんには敵わないですから。
(私個人の意見です)

これも私個人の見解ですが、HSPの中でもHSEさんに教育や福祉のお仕事が合うなぁと思います。

私は内向型HSPで医療福祉の世界にいますが、患者さんの僅かな変化・違和感に気づけるのは重要な力だと感じています。

そこにコミュニケーションスキルが加われば、患者さんやご家族とも良い信頼関係が築け、より良いサービスが提供できるんじゃないかと思いますよ。

医療・福祉職に興味のあるHSPのみなさま、こちらの記事も参考にしてくださいね。

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HSEの生きづらさを解放する5つのポイント

HSPもですが、HSEも病気ではありません。

ですが、この気質は生また時から備わっているものなので、生涯付き合っていくことになります。

「HSE気質は欠点でも、弱さでもない」を前提に、HSEであるがゆえに生きづらさを感じているあなたに向けて、生きづらさ解放のポイントを紹介しますね。

  • HSEについて詳しく知る
  • 自己理解を深める
  • 強みを知り、活かす
  • 人との距離感を保つ
  • HSEコミュニティーに参加する

詳しく説明しますね。

HSEについて詳しく知る

まずはHSEについて、詳しく知りましょう。

「HSP」といえば「内向型」というイメージが強いですが、HSEは「外向型」です。

HSPに比べると情報が少ないかもしれませんが、私のブログでも良いですし、ネットで検索してみると、情報が手に入ります。

私のおすすめは、個人でHSEのブログやSNSを運営している方を探すことです。

運営者本人もHSP、HSEだったりしますので、貴重な体験談や情報が手に入るかもしれませせん。

もちろん、確実な知識が得たいのであれば、専門書籍なども探してみましょう。

自己理解を深める

HSEに限ったことではありませんが、自分のことを良く知ることは、生きづらさ解放へのとても大事なステップとなります。

HSEについて知識を深めた上で、

  • 自分はどんな時に生きづらさを感じるのか
  • 自分はどうすると元気になるか

と、ひとつひとつ自分のことを丁寧に知っていくことが大切です。

もし、手帳や書くことがお好きでしたら、自己理解のツールとしてpure life diaryがおすすめですよ。

良かったら、こちらの記事も参考にしてくださいね。

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強みを知り、活かす

先ほど説明したように、HSEの強みは「繊細さ×外向性」です。

細やかな観察力、鋭い洞察力、豊かな感受性にコミュニケーション力が備わっています。

といっても、HSEだからといって万人に完璧なスキルが備わっている訳ではありませんよね。

「自分はHSEを自覚しているけど、その中でもどの力が高いかな?」「何が得意かな?」という視点で、ゆっくり試行錯誤しながら強みを見つけていきましょう

人との距離感を保つ

人と関わるのが好きでも、繊細センサーを搭載していることを忘れないでください。

どんなに好きな、居心地の良い相手でも、たくさんの刺激・情報を知らぬ間に受け取っていますよ。

「このくらいの疲労感を感じたら、今日はもうバイバイしよう。」

「この人となら、〇時間くらいが丁度良いな」

と、自分のエネルギーを意識して過ごしていると、繊細なHSP気質を持つHSEさんなら自分の境界線がわかってくるはずです。

外向的とはいえ刺激には弱いので、時間でもいいし、エネルギー残量でも何でも構いませんので、区切りを決めておきましょう。

HSEコミュニティーに参加する

HSEさんは、なかなかに珍しい気質なので、日常生活で遭遇できるか未知数です。

ともみ

なんせ5人に1人がHSP、その中のさらに30%の方がHSEなので、レア度高いです。

同じ気質を持った者同士の方が、何かと共感できたり、良い情報が手に入ったりしますよね。

「なかなか自分以外のHSEさんに出会えない!!」という方は、HSEさんのコミュニティに参加してみるのはいかがでしょうか。

今は誰でもコミュニティやサイトを立ち上げやすくなっていますから、あなたに会うHSEコミュニティが見つかるはずです。

まとめ

HSEの特徴や生きづらさの原因、生きづらさ解放のポイントなどを紹介しました。

HSEは「外向型HSP」とも呼ばれる、HSPの中でも珍しい、外向性と繊細さを持ち合わせている方を指します。

世間でのHSPのイメージとは、ちょっと違いますが、HSPの繊細な気質を持ちながら人との関わりも好きなのがHSEさんです。

人と関わるのが好きなので、HSP気質ゆえに疲れてしまうなどの葛藤を抱えやすいHSEさんですが、特徴や気質を理解し、強みとして使いこなすことでより明るい人生を切り開いていくことができます。

私のブログや専門書籍など、何でもよいので、まずはHSEについて理解を深めてみてください。

そして、あなた自身の気持ちや感情を受け止め、何が得意で何が苦手か洗い出してみましょう。

繊細さも、外向性も、あなたの魅力であり強みです。

生まれ持ったその力を、上手く活用してくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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