革工房AIKA(アイカ)で手帳カバーをオーダーメイド|依頼した理由やレザーの紹介も

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私はA5スリムサイズの手帳を使っているのですが、専用カバーがほしくなり、オーダーメイドすることになりました。

手帳愛好家、本革好きの私が、何故手帳カバーを作ろうとしたのか、どんな理由で工房を選んだのか、自己満足の世界を紹介したいと思います。

この記事では、【革工房 AIKA(アイカ)】に手帳カバー作成を依頼した理由や、注文した手帳カバーの商品情報、革工房 AIKA(アイカ)について紹介しています。

工房の取り扱い商品やレザーについての説明もありますので、参考になったら嬉しいです。

目次

オーダーメイドで手帳カバーを依頼した理由

今回リスティ1のカバーをオーダーメイドしようと思った理由は…

現在手帳カバーとして使用しているトラベラーズノートレギュラーサイズでは使いづらさを感じてしまったからです。

トラベラーズノートも本革製だし、ガシガシとハードに使ってもいい佇まいで好きなアイテムではあるんです。

実際、パスポートサイズは私の持ち歩き手帳にもなっていますし。

ただ、トラベラーズノートレギュラーサイズを手帳カバーとして使用すると…

  • ゴムを挟んでいるページ付近がボコッとする
  • トラベラーズノート専用ペン差しの金具が、他の手帳カバーを傷つける
  • 手帳の表紙がカバーと一体じゃない(差し込み式じゃない)から開く時に煩わしい
  • トラベラーズノートを放置し過ぎて、乾燥と変なシワができている

気になる点がポツポツ出てきました。

ともみ

小さなモヤモヤって、手帳を続けていく上での障害になるんですよね。

いずれシステム手帳に戻りたいし、A5スリムの手帳を使い続けるかも分からないから、カバーを作るのは勿体ないかな…とも思ったんです。

ですが、来年もA5スリムサイズのmake time plannerを使うことにしたので、

「作っちゃえ♪」と思って、オーダーメイドすることに決めました。

ともみ

トラベラーズノートは大好きなノートなので、また新たな使用用途を考えたいと思います。

革工房 AIKA(アイカ)を選んだ理由

手帳カバーをオーダーメイドする際に、どの工房に依頼しようか悩みますよね。

私はいろんな工房を調べた上で、【革工房 AIKA(アイカ)】に決めました。

私が手帳のオーダーメイドを、なぜ【革工房 AIKA(アイカ)】を選んだのか紹介します。

  • アニリンレザーが気になったから
  • お店スタッフの対応が良かったから
  • オールレザーだったから
  • 価格が良心的だったから

一つずつ紹介します。

アニリンレザーが気になったから

私は経年変化する革が好きで、特にヌメなんて大好物なんです。

そして、前々から栃木レザーは気になっていました。

ちなみに、栃木レザー社は日本最高峰の技術を誇るタンナーと言われており、手間暇かけて植物タンニンで鞣された栃木レザーは希少です。

その栃木レザーにアニリンという染料で仕上げたものが、栃木アニリンレザーと言われています。

栃木アニリンレザーについては、後ほど詳しく紹介します。

お店スタッフの対応が良かったから

私は楽天市場経由でお問い合わせからコンタクトを取ったのですが、とても対応が良かったです。

この世に一つだけ、そこそこお金をかけてオーダーメイドをするからには、気になるところは聞いておきたいですよね。

ともみ

だって1万超えの商品は、私にとっては高価なのです。

聞きたいことがたくさんあり、質問責めをしてしまったのですが、全ての内容に丁寧なご回答をいただけました

結論としては、私が希望する対応には殆ど添えないということでしたが、対応に好感が持てたので、「アイカさんにお願いしよう」と決めた次第です。

私が質問した内容も後ほど紹介したいと思います。

オールレザーだったから

【革工房 AIKA(アイカ)】の手帳カバーはオールレザーです。

手帳カバーって、中には内布が張られているものもありますよね。

個人的には内布が好きではなくて。

オールレザーがいいんです。

価格が良心的だったから

基本、本革製品は合皮などと比べると高価になります。

そりゃぁ経年変化で長く楽しめるし、希少価値であったり、諸々の理由があるので、価格が高くなるのは仕方ないです。

ただ私の経済力では、ホイホイ本革製品を買えるわけではなく…

たまに激安なのに本革と謳っている商品もありますが、安すぎても品質的に恐いなと思ったり…

【革工房 AIKA(アイカ)】の商品は栃木レザーを使用しているのに手が届きやすい、というのも選んだ理由の一つです。

ともみ

気に入った革製品を何も気にせずポンと買えちゃうくらい稼ぎたい(願)

革工房 AIKA(アイカ)はどんな工房?

ハンドメイドで手帳カバーや革小物を制作している革工房です。

日本の職人さんが、一点一点手作業で作られています

ちなみにAIKA(アイカ)とはフィンランドの言葉で「時間」を意味しているそうです。

「手にした人の心に豊かな時間をもたらすような、そして使い込まれて

時が経つとさらに愛着の湧くようなモノをつくりたい!」

引用元:AIKAのご案内|楽天市場

【革工房 AIKA(アイカ)】の製品作りやお客様への思いが伝わってきますね。

革工房 AIKA(アイカ)で対応できること

先ほど、お店スタッフの対応が良かったと紹介しましたが、私がした質問事項を共有しておきますね。

カスタマイズを考えている人は参考にしてください。

ステッチのカラー変更は行っているか?

ステッチのカラー変更は対応していない。

カスタマイズパーツのカラー変更は可能か?

カスタマイズパーツのカラー変更は可。

楽天のサイト上では、「カバー本体をご注文の際にご指定頂いた革素材、カラーと同色になります。」と書いてありますが、パーツ毎にカラー変更は可能のようです。

口コミに「カバーがキツく、入らなかった」とあるが、発送前に手帳を差して試してもらうことは可能か?

出荷前の手帳差し込み試験はしていない。

以前は入らないと口コミもあったが、サイズ変更し、その後そのような口コミはない。

ブルーとグリーンの革が気になっている。
革を太自然光や蛍光灯の下で撮影した画像を、見本のために送ってもらえないか?

サンプル画像の撮影には対応していない。

また、革のサンプル送付対応はしていないが、気になっていると言った2色だけなら革の端切れをサンプルとして送ることはできる。

本体カバーの数mm単位での微調整は可能か?

カバーのサイズ変更(数mm単位での微調整)は行っていない。

簡潔に書いたので文面に冷たく感じた人も入るかもしれませんが、実際のメッセージでのやりとりはとても丁寧でした。

取り扱う革

【革工房 AIKA(アイカ)】で扱っている革は以下の3種類です。

  • アニリンレザー(栃木レザーをアニリンで染めたもの)
  • ミルクホワイト(栃木レザーを乳白色の顔料で染めたもの)
  • クッカシリーズ(ヌメ革を顔料で染め上げたもの)

経年変化を楽しみたいならアニリンレザー一択です。

顔料は革の銀面をガッツリ覆っているので、経年変化はしませんが、キレイな発色をずっと楽しめます。

ビビッドな発色の製品をずっと使いたい人は顔料仕上げのミルクホワイトやクッカシリーズの製品にしましょう。

取り扱い製品

【革工房 AIKA(アイカ)】で扱っている革製品を紹介します。

カバー類
  • 手帳カバー(A5、B6などの汎用サイズや、リスティやジブン手帳など手帳ブランド専用のカバー)
  • システム手帳(ミニ6のみ)
  • ロディアカバー(No.10、11、12、16)
革小物
  • ペンケース(一本差し~大容量まで)
  • フォトフレーム(L版、ミニ、キーホルダータイプなど)
  • メガネケース
  • ブックマーク(魚と木のデザイン)
  • 財布・小銭入れ(小銭入れ、長札入れなど)
  • キーケース類(リングタイプ、カバータイプなど)
  • カードケース類(通帳ケースや名刺入れなど)
  • スマホケース(iPhone用3種)
  • その他雑貨(ポケットティッシュケースやペットボトルホルダーなど)

栃木アニリンレザーとは

先ほども紹介したとおり、栃木レザーをアニリン染料で仕上げた革のことです。

革表面(銀面)の表情を残したままアニリン染料で透明に仕上げるため、革の良し悪しがストレートに現れる製法だそうですよ。

ともみ

革そのものの品質が良くないと作れない革なんですね。

本革には、生きていた証として傷や血筋、肌合いのムラが出たりもします。

この革にできた証が、同じ革製品が2つとない「唯一無二のものである」ということにもなりますよね。

ともみ

合成皮革にはない味です。
世界に一つしかないって、愛着が湧きますよね。

革に生きた証が出るのは栃木アニリンレザーだけではありませんが、透明仕上げのため、分かりやすい製品であると言えます。

栃木アニリンレザーの経年変化

透明感を残しつつ深い色合いに仕上げた栃木アニリンレザーは、もちろん経年変化もしていきます。

栃木アニリンレザーの経年変化の特徴は以下の2つです。

  • 使うほどに柔らかく手に馴染む
  • 色合いと艶が増していく

アニリンレザーも素ヌメと同じような変化を辿ります。

栃木アニリンレザー使用上の注意

栃木アニリンレザーに限らず、ヌメ革製品を使用する上での注意点は以下の2つです。

  • 水濡れ注意
  • 傷がつきやすい

ヌメ革は水に弱く、濡れるとシミになりやすいです。

水滴の跡がそのまま残ったりするんですよね。

細心の注意を払って使用するか、防水スプレーを吹きかけておくのも良いでしょう。

また、ヌメ革は傷がつきやすい特徴もあります。

使用する度に細かな傷ができるのは、人によっては「味」として好まれます

ともみ

私も傷は気にせずガシガシ使う派です。「その使い方をしたから、この傷ができた!!」と、使用傷までもが唯一無二感を高めてくれます。

なるべくキレイに使いたいという人は、持ち歩く際はカバーに入れて過保護に育てるのも良いでしょう。

開封の儀

手帳カバーが届きました!!

ともみ

開封の儀にお付き合いください(笑)

段ボールではなく大きめ茶封筒で届きましたが、ちゃんと化粧箱に入っていまいたよ。

開けてみます!!

化粧箱を開けたところの画像
化粧箱を開けたところ
包装紙を開けたところの画像
包装紙を開けたところ

本革の良い香り~♪

ちゃんと栃木レザーの証明書や工房の保証書も入っています。

栃木レザーの証明書と商品の保証書の画像
証明書と保証書

手帳の全体像はこんな感じです。

手帳カバーを持ったところの画像
手帳カバーを持ったところ
手帳カバーの内側の画像
手帳カバーの内側

写真じゃ分かりにくいですが、艶がヤバイ!!

新品なのにこの艶!!

アイカ手帳カバーの柔らかさを示した画像
アイカ手帳カバーの柔らかさ

そして柔らかいです。

私が持っている他の本革手帳カバーより薄いからかな?

私が持っているCxC LEATHERのブルーの手帳カバーと比較してみました。

CxCとアイカの革の発色比較画像
CxCとアイカの発色比較

どちらもブルーですが、色が深くてネイビーっぽいですよね。

そしてこの2つは違う革なので、艶や色味も違います。

CxCの革はイタリアンレザー、AIKA(アイカ)の革は栃木レザーです。

工房名の型押しも可愛い。

革工房AIKA(アイカ)のロゴの画像
ロゴ

コバも丁寧に磨かれていてキレイです。

コバ処理の画像
手帳カバーのコバ

リスティ1を入れてみました。

ピッタリです。

手帳カバーをセットした画像
リスティ1をセット

ちょっと画像左側にリスティ1が寄っていますが、この後ペン差しの下に手帳を差し込んだら、ちゃんと真ん中に合いましたよ。

多少トラや傷はあるものの、比較的キレイな子が来てくれて嬉しいです。

ここからどんな変化をするのか、ゆっくり育てたいと思います。

オーダー商品基本情報

私が注文したリスティ用カバーの基本情報を紹介します。

商品名NOLTY 能率ダイアリー リスティ専用カバー
本体価格¥9,680(送料無料)
サイズ見開き:223×W263(mm)
素材ヌメ革 栃木レザーのアニリンレザーを使用
カラージェットブラック(艶やかな黒色)
ホットオレンジ(鮮やかなだいだい色)
サイマーブルー(緑味の入った深い青)
ウッズグリーン(深みのある緑色)
メイプルレッド(落ち着いた赤色)
チョコレート(暗めのこげ茶色)
ビスケット(明るい茶系色)
ブリック(赤茶系のレンガ色)
その他・手帳カバーのカスタマイズ対象商品
・シンプルなカバーのみ (ペン差しやポケットはカスタマイズにて対応)
リスティ専用カバーの基本情報

ちなみに、私がオーダーしたのは本体がサイマーブルー、カスタマイズパーツがビスケットです。

手帳カバーのカスタマイズについても詳しく紹介しますね。

手帳カバー用カスタマイズについて

できるカスタマイズは以下の7種類があります。

スクロールできます
カスタマイズ名料金特徴・注意点
ベルト
(差し込みタイプ)
¥990・幅20mm
・2枚の革を張り合わせている
・ベルト留めの凸凹が筆記時に気になる場合あり
・バタフライストッパーとの併用不可
ペンホルダー
(伸縮タイプ)
¥440・縦幅30mm
・最大軸径18mmのペンまで対応
・使わない時は収納可
・ペン差しを付ける位置を注文時に選択
ペンホルダー
(バタフライストッパー)
¥880・縦幅30mm(上下で計60mm)
・ペンの軸径は14mm or 16mmで対応
・ラバーグリップのペンは摩擦により入りにくいことがある
・ベルトとの併用不可
革のしおり
(2本)
¥660・突き合わせ加工の上質な革紐を使用
・革紐の断面サイズは1.8×0.8(mm)
・チャームは丸みのあるものと直線的なデザインのもの
ジョッター
(メモ挟み)
¥550・切り目仕上げの一枚革を使用
・ジョッターサイズはカバーサイズにより調整
・注文時に取り付け場所を選択
・両側に取り付け可
・カードポケットとの上に重ねづけ不可
カードポケット¥550・切り目仕上げの一枚革を使用
・ポケットの深さ70mm
・横幅は本体サイズに準ずる
・注文時に取り付け場所を選択
・左右各1つずつ取り付け可
・1箇所に2枚重ねづけ不可
名入れ
(素押し)
¥550・文字縦幅
 アルファベット大文字・数字4mm
 アルファベット小文字3mm
・刻印可能文字
 アルファベット大文字・小文字
 数字
 「・(ピリオド)」
 「,(コンマ)」
 「-(ハイフン)」
 「&(アンド)」
・フォント:センチュリーオールドイタリック
・文字数:一列のみ、「 (スペース)」含む15文字まで
(手帳カバーサイズによっては15文字が厳しい場合もあり)
・注文時に名入れ場所や名入れ文字を指定
カスタマイズについて

カスタマイズを依頼した場合、初期不良以外でのキャンセル・返品は不可なので、お気を付けください。

ともみ

私は伸縮タイプのペン差し、ジョッター、名入れも注文しました。

カスタマイズの伸縮式ペン差しの画像
ペン差し
ペン差しを収納したところの画像
ペン差しを収納したところ
ジョッターの画像
ジョッター
名入れの画像
名入れ

まとめ

【革工房 AIKA(アイカ)】に手帳カバー作成を依頼した理由や、手帳カバーの商品情報、革工房 AIKA(アイカ)について紹介しました。

【革工房 AIKA(アイカ)】は栃木レザーを使用した革商品を扱うショップです。

手帳や人気メモのロディアのカバー、または日常よく使う雑貨などを取り扱っていますよ。

特に手帳カバーはカスタマイズも可能なので、よりオリジナリティーの強い、愛着が湧くアイテムになること間違いナシです。

日本最高峰の技術でつくられた希少な革で、自分だけの革アイテムが欲しい人におすすめです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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